デジタル終活のススメ【Why You Should Consider Digital End-of-Life Planning】
【中級脱出のリスニング特訓!】Topicの背景
近年、「家族が亡くなった後にサブスクを解約できない」などのトラブルが増えているようです。
対策として、国民生活センターは生前の「IDとパスワードの情報整理」や「エンディングノートの作成」を提唱しています。
高齢化の進む現代のネット社会では、誰もに起こり得る身近な問題ですね。
今回は、このテーマに関する英語ニュースをお届けします。
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Step1:全体リスニング
まずは英語ニュース全体の要点を理解するリスニング訓練です。
次の各質問の答えを探しながら聞きましょう。
Q1 : Who recommends digital end-of-life planning?
Q2 : How can families avoid trouble after you pass away?
Q3 : Where can people record their online account information?
▶ 1回目で答えがわからないときは、最大3回まで音声を再生しましょう。
【ナチュラルスピード】
Step2:重要単語と語句
音声を再生し、強勢のある母音(=大きな赤文字)を意識しながら次の手順で練習しましょう。
①「単語の綴りと意味」を見ながら音声をリピートし、意味を確認。
②「単語の綴りと意味」を閉じて音声をリピートし、一時停止して和訳。
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ディクテーションQuizに参加した方、特に満点を逃した方は「不正解になった原因を突き止め、今後、同様の間違いを防ぐ」ために必ず解説をご確認ください。答案分析をせず放置する人は、ディクテーションをする意味がありません。
Step3:リッスン&リピート
1文ずつ区切ったスロー音声を再生し、文字を見ずにリピートしましょう。最大3回まで音声を流してOKです。
できれば、リピートした直後に英文をディクテーション(書き取り)してみましょう。
次に英文を確認し、リピートやディクテーションを間違っていた箇所がないか確認してください。
今度は「母音のストレス・音の連結・止める子音」などの発音ルールに気をつけて音声を再生し、文字を見ながらゆっくり正確に2〜5回リピートしましょう。
その後、文字を見ないで2回正確にリピートできたらOKです。
▶和訳を見る前に、理解度クイズにもぜひ挑戦してください。
なお、英文のスラッシュはStep4の和訳用です。音読のときは、スラッシュで区切らず一文を一気に読み上げてください。
Step4:サイトトランスレーション(スラッシュ和訳)
スラッシュで区切った英文を表示し、区切りごとに日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。
この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。
まず自分で訳してから和訳例と比較してみましょう。意味が違っていた箇所は、語彙と文法構造を確認し、間違った原因を明らかにする必要があります。
Step5:反訳トレーニング(和文英訳)
今度は、和訳のみを見ながら元の英文を口頭で再現する「反訳トレーニング」に挑戦しましょう。
その際、英文テキストと全く同じでなくても、意味がほぼ同じで文法的にも正しければOKです。
余力があれば、単語の一部を入れ替える「パラフレーズ」練習もやってみましょう。
1)
2)
3)
4)
5)
Step6:オーバーラッピング&シャドーイング
上記の英文を表示しながらスロースピードの音声を通しで再生し、自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。回数の目安は5回です。
余力があれば、次に英文を閉じて音声を再生し、1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。こちらも5回を目安にしてください。
【スロースピード】
Step7: 仕上げの全体リスニング
最後に、英文を見ない状態でナチュラル・スピードの英語ニュースを通しでもう一度聞いて仕上げましょう。
途中、聞き取りにくい箇所があったら前のStepに戻って内容を確認してくださいね。
【ナチュラルスピード】
無料企画「穴埋めディクテーション」の正解と解説・成績発表
ここからはメルマガ企画「穴埋めディクテーション」の正解と解説・成績優秀者の発表です。
上記の英語ニュースを公開する前に、メルマガ読者さんを対象に以下の要領で英文のディクテーションQuizを出題しました。
「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、各空欄に入る英文を正確に書き取ってください。
空欄に入る箇所は、途中で止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数はできれば2回以下、最大5回程度を目安にしてください。
5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。
▶メルマガ企画「穴埋めディクテーションQuiz」答案と成績発表
メルマガ読者の皆様、答案ご提出とコメントありがとうございました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。
▶満点(リスニング回数「2回以内」の条件付)の割合と各設問の正答率
満点率 | Q1の正答率 | Q2の正答率 | Q3の正答率 |
19% | 38% | 63% | 58% |
※各設問の正解率はリスニング回数を反映しておらず、3回以上聞いた場合も含まれています。
▶最優秀賞(100点):14名
今週のディクテーションQuizは難易度が低く、満点率が19%と高めでした。
Q1の「trouble」を間違えた人が意外と多かったです。
自己流の文法解釈で、(発音されていないはずの)「the」を入れてしまった人もいました。
この点を含め、各設問のポイントをまとめましたので詳細は下記をご覧ください。
設問1)”Digital end-of-life planning” is recommended to ( ).
“Digital end-of-life planning” is recommended to (avoid trouble for your family after your passing).
主な不正解事例)
▶「your」を聞き間違えて「year」と書いてしまった。
⇒ 弱音の機能語の聞き取りに注意し、意味が自然かどうかを確認しましょう。
ここでは「your passing(自分の死亡後)」という意味です。
▶「trouble」に定冠詞を付けて「the trouble」と書いてしまった。
◇ 不可算名詞である理由
一般的な問題や困難を指す場合、抽象的な概念として使われるため不可算名詞になります。具体的な問題の数え上げではなく、「困難」という全体的な状態を表しているためです。
◇ 定冠詞がつかない理由
定冠詞がないのは、「特定の問題」ではなく、「一般的に起こりうる問題」を指しているためです。冠詞をつけると「その特定の問題」というニュアンスになるため、ここでは不要です。
設問2)The National Consumer Affairs Center ( ).
The National Consumer Affairs Center (recommends these steps):
主な不正解事例)
▶ 「steps」を誤って「tips」と書いてしまった。
⇒ 「these steps」は「these」の語尾の子音[z]の直後に「steps」の語頭の子音[s]が続きます。
[z]と[s]は有声音・無声音の違いがあるだけで同じ子音です。
同じ子音が連続するときは前の子音が後の子音に吸収されるため、「thesteps」のように聞こえます。
これが「these tips」と聞き間違えやすい理由です。
が、「steps」と「tips」は母音が異なるため、注意して聞けばわかるはずです。
設問3)Make passwords accessible to ( ).
Make passwords accessible to (family members for unlocking devices).
主な不正解事例)
▶ 「for unlocking」の「for」と聞き落としてしまった。
⇒ 弱音の機能語(前置詞や冠詞)の聞き取りに注意しましょう。
この設問は難易度が低かったため、ほとんどの人が正解でした。
いかがでしたか。不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して今後につなげましょう。
次回のディクテーションQuizもふるってご参加ください。
このTopicに関するディスカッション用の質問と解答例
デジタル終活のススメ:Q&A
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