羽生棋聖が永世七冠を達成【Shogi master Habu wins 7th lifetime title】
こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Shogi master Habu wins 7th lifetime title
Yoshiharu Habu, 47, became the first professional shogi player to win lifetime titles in all 7 major title matches on Tuesday. After beating the opponent, he said he still hasn’t grasped the reality.
Step2:重要単語と語句
lifetime(形)生涯の
opponent(名)対戦相手
grasp(動)つかむ
Step3:ミニ解説
◆ Shogi master Habu wins 7th lifetime title = 羽生棋聖(きせい)が永世七冠を達成
英文タイトルでは近い過去に起こったことを現在形で表し、冠詞やbe動詞w省略する傾向があります。通常の英文なら以下のようになります。[ ]が変更した部分です。
Shogi master Habu [has won] [the] 7th lifetime title
また、名詞の「master」をここでは「棋聖(きせい)」と訳しています。
棋聖(きせい):囲碁・将棋に非常にすぐれた才能を示す者を尊ぶ呼称で、将棋では不世出の将棋指し天野宗歩、囲碁では本因坊道策・本因坊丈和・本因坊秀策の三人を呼ぶことが多い。現在では、囲碁・将棋それぞれの棋戦優勝者の称号(タイトル)の一つになっている。(Wikipediaより)
永世七冠:あるタイトルを決められた回数、獲得すると「永世称号」の資格が与えられる。永世7冠は、八つの将棋のタイトルのうち、今年度誕生したばかりの「叡王(えいおう)」を除く七つで永世称号の資格を保持すること。(毎日新聞より一部引用)
◆ became the first professional shogi player to win lifetime titles in all 7 major title matches = 7大タイトル戦の全てにおいて、永世称号を勝ち取った初のプロ棋士となった、
「become the first A to …」=「~した初のAとなる」という意味で、時事英語では頻出の表現です。「A」には人などを指す名詞が、Bには行為を示す動詞の原形が入ります。
◆ After beating the opponent, he said he still hasn’t grasped the reality. = 対戦相手を倒した後、 彼はまだ実感がわかないと述べた。
「opponent」は対戦相手を示し、スポーツの試合でもよく使用します。
接続詞「After」の後の主語は主節と同じ「he」ですが、ここでは省略されています。この文のように、接続詞に導かれる従属節(=After~opponent)の主語が主節と同一の場合、主語を省略して動詞をing形で表すことがあります。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Shogi master Habu / wins 7th lifetime title
Yoshiharu Habu, 47, / became the first professional shogi player / to win lifetime titles / in all 7 major title matches / on Tuesday. / After beating the opponent, / he said / he still hasn’t grasped the reality.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Shogi master Habu wins 7th lifetime title
Yoshiharu Habu, 47, became the first professional shogi player to win lifetime titles in all 7 major title matches on Tuesday. After beating the opponent, he said he still hasn’t grasped the reality.
参考記事: 時事ドットコム
羽生が史上初の永世7冠に=竜王奪取、通算7期達成-将棋
将棋の渡辺明2冠=竜王、棋王=(33)に羽生善治棋聖(47)が挑戦する第30期竜王戦7番勝負第5局が4日から鹿児島県指宿市で指され、5日、先手の羽生が87手で勝ち、4勝1敗で15年ぶりに竜王位を奪取した。
これにより羽生は永世竜王の資格(通算7期)を獲得。今年設立された新タイトル「叡王」を除く7大タイトル全ての永世称号を持つ史上初の永世7冠を達成した。
編集後記
私は普段、将棋を観る機会がなく、ルールにも詳しくないのですが、羽生さんの記録が歴史的な快挙だということはさすがにわかったので、今回のテーマとして取り上げました。
今年の将棋界は藤井四段の連勝記録や「ひふみん」こと加藤一二三氏の引退など、特に話題が豊富でしたね。
将棋とスポーツは単純に比較できないものの、後世に残る偉業はプロテニスの世界でも生まれています。
まるで時計が10年前に巻き戻ったように世界1位と2位に返り咲いたラファエル・ナダルとロジャー・フェデラー、彼らの圧倒的な強さはまさに化け物級でした。
私は当初、今年36歳になるフェデラーの引退が近いと感じ、(できればもう一度だけ、グランドスラムを優勝してほしい)と願っていましたが、年明けの全豪オープンであっさりと達成・・・。
その後も勝ち続け、今期は結局、GS(グランドスラム)2勝にMS(マスターズ)2勝、という全盛期のような活躍ぶりだったので、終盤には(フェデラー、強すぎ!もうええわ)と他の若手選手を応援していました(^^;
来年は冬季五輪とサッカーのW杯がありますが、どんな年になるのでしょうか。
【中級レベルを今度こそ脱却したいあなたへ!】
英語ニュースを正確にリスニングしたい方、中級から上級へ確実にレベルアップしたい方、メルマガの「穴埋めリスニングQuiz企画」に無料で参加しませんか。
ディクテーションとは、「英文を見ずに音声を聞いて、正確に書き取る訓練方法」です。
火曜15時の〆切までにQuiz答案を提出した方を対象に無料採点をおこない、不正解箇所から、リスニングや語彙・文法などの弱点を特定します!