連立政権が圧勝【Ruling coalition wins landslide victory】
こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Ruling coalition wins landslide victory
In Sunday’s Lower House election, the ruling Liberal Democratic Party and its coalition partner Komeito won a two-thirds majority, which would allow them to push for a revision of the pacifist Constitution.
Step2:重要単語と語句
coalition(名)連立
landslide(名)地すべり
revision(名)改正
pacifist(形)平和主義の
Constitution(名)憲法
Step3:ミニ解説
◆ Ruling coalition wins landslide victory = 連立政権が圧勝を果たす
英文タイトルでは冠詞やbe動詞を省略し、最近の出来事を現在形で表す傾向があります。このタイトルを通常の英文に書き換えると、「The ruling coalition won a landslide victory.」となります。
「landslide victory」は直訳すると「地すべり的勝利」となり、そのように和訳する場合もあります。なぜそう表現するのかよくわからないため、「圧勝」の慣用句だと覚えておけばOKです。
◆ In Sunday’s Lower House election, = 日曜日の衆院選で、
衆議院を表す「the Lower House」は略称で、正式には「the House of Representatives」となります。ここでは名詞「election」を修飾する形容詞の働きをしており、さらに「Sunday’s」と所有格があるため、冠詞は不要です。
◆ the ruling Liberal Democratic Party and its coalition partner Komeito = 与党の自由民主党と、その連立パートナーである公明党が、
「ruling(与党の)」を「governing」に置き換えてもOKです。これに対して野党は「opposition」で「the opposition Democratic party(野党の民進党)」のように表現します。
◆ which would allow them to push for a revision of the pacifist Constitution = このことは彼らにとって、平和憲法の改正を推し進めることを可能にする
関係代名詞の主格「which」の先行詞は、前述の英文全体(=連立与党が3分の2の多数を獲得したこと)を指しています。
助動詞「would」は仮定法です。このままいけば、「~になりうる」という意味合いで、断定を避けています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Ruling coalition wins / landslide victory
In Sunday’s Lower House election, / the ruling Liberal Democratic Party / and its coalition partner Komeito / won a two-thirds majority, / which would allow them / to push for a revision / of the pacifist Constitution.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Ruling coalition wins landslide victory
In Sunday’s Lower House election, the ruling Liberal Democratic Party and its coalition partner Komeito won a two-thirds majority, which would allow them to push for a revision of the pacifist Constitution.
参考記事: 毎日新聞
全465議席が確定 与党3分の2維持
第48回衆院選は23日、小選挙区289、比例代表176の全465議席が確定した。自民党は追加公認を含めて公示前と同じ284議席を獲得。
29議席の公明党と合わせて313議席になり、与党で衆院の3分の2(310議席)を維持した。
立憲民主党は23日に追加公認した逢坂誠二氏を含め、公示前の15議席から55議席に大きく伸ばし、野党第1党に躍進。希望の党は50議席で、公示前の57議席に届かなかった。
編集後記
今回の配信はほぼ元の形式に戻した形ですが、【Step 5】と【Step 6】で、それぞれ英訳と和訳の解答がすぐ下に見えないように矢印で少しスペースを設けました。
この変更は、先日のアンケートでいただいた貴重なご指摘に基づいています。
また、メルマガのタイトルも以前のように英語で表記する形に改めました。「日本語のタイトルだと、その時点で内容を予測できるため、英語のほうが勉強になってよい」というご意見を採用したものです。
皆さん、本当に学習熱心で素晴らしいです!
さて、衆院選は結局、連立与党の安泰で終わりましたね。ただし、比例代表の結果を見ると、必ずしも政府が圧倒的支持を得ているわけではないようです。
それにしても、大型台風の急接近と総選挙当日が丸被りするって、すごい偶然・・・というか、迷惑な話ですよね。各テレビ局は両方を同時に伝えなきゃいけないし、なかなか大変そうでした。
では、また次回の配信でお会いしましょう!
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