期待の星の小泉氏が初の閣僚ポストに【Rising star Koizumi given first ministerial post】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Rising star Koizumi given first ministerial post
Shinjiro Koizumi, a high-profile lawmaker touted as a future prime minister, assumed the post of environment minister in the latest Cabinet reshuffle. He grabbed headlines last month with a surprise announcement of his marriage to a well-known TV personality.
Step2:重要単語と語句
ministerial(形)閣僚の
high-profile(形)話題の、注目の
tout(動)もてはやす
assume(動)(役職に)就任する
Cabinet(名)内閣
reshuffle(名)改造
grab(動)つかむ
personality(名)タレント
Step3:ミニ解説
◆ Rising star Koizumi given first ministerial post 期待の星の小泉氏が初の閣僚ポストに
英文記事のタイトルでは最近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
Rising star Koizumi (was) given (his) first ministerial post.
◆ a high-profile lawmaker touted as a future prime minister すなわち、将来の総理大臣と目されている話題の国会議員が
「lawmaker」の後に「who is(関係代名詞の主格 + be動詞)」を補い、「touted」を受け身の過去分詞と解釈します。
動詞「tout」の発音は「トウトゥ」ではなく、「タウトゥ」に近い音になるので注意しましょう。ただし、語末の「t」は無声音です。
この部分全体が直前の固有名詞「Shinjiro Koizumi」の言い換え表現となるため、前後にコンマが入っています。
◆ assumed the post of environment minister 環境大臣に就任した
「assume the post of + 役職名」=「~の役職に就任する」となります。
この場合の「environment minister」のように、「人」というより「役職」を表すときは冠詞を省略することが可能です。
◆ He grabbed headlines last month 彼は先月、世間の注目を浴びた
「grab headlines」を直訳すると「(新聞の)見出しになる」となり、「メディアに大きく取り上げられる」「世間の注目を浴びる」という意味を表しています。
◆ his marriage to a well-known TV personality 著名なテレビ司会者との電撃的な結婚発表で
名詞「personality」には「芸能界やスポーツ界の著名人、タレント」を表しています。
ここでは滝川クリステルさんを指しているため、彼女の職業に合わせて「テレビ司会者」と訳しています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Rising star Koizumi given first ministerial post
Shinjiro Koizumi, / a high-profile lawmaker / touted as a future prime minister, / assumed the post of environment minister / in the latest Cabinet reshuffle. / He grabbed headlines last month / with a surprise announcement of his marriage / to a well-known TV personality.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Rising star Koizumi given first ministerial post
Shinjiro Koizumi, a high-profile lawmaker touted as a future prime minister, assumed the post of environment minister in the latest Cabinet reshuffle. He grabbed headlines last month with a surprise announcement of his marriage to a well-known TV personality.
参考記事:時事ドットコム
小泉氏「まずは福島に」=ノーネクタイでさっそうと-内閣改造
戦後3番目の若さで閣僚に抜てきされた小泉進次郎環境相(38)。
他の男性閣僚がモーニングコート姿で記者会見した中、スーツにノーネクタイ姿でさっそうと登壇。
第一声で「まずはあした、福島県に行ってきます」と力強く語った。
環境問題については、「イノベーション(技術革新)なくして達成はあり得ない」と述べ、環境対策と経済成長の好循環を目指す考えを示した。
一方で、安倍晋三首相がどのような実績を評価して小泉氏を抜てきしたのかと記者から問われると、「総理に聞いてください」と答えただけ。
さらに、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの結婚を官邸で報告したことが、「公私混同ではないのか」と批判されていることについても明言は避けた。
編集後記
ある情報番組で、「小泉進次郎氏はアメリカの元大統領のビル・クリントン氏と似たところがある」と指摘していました。
ふたりとも、巧みな話術と身のこなしで人の心を瞬時につかむ「人たらし」という意味で共通しており、特に女性の有権者に効果があるとのこと。
たとえば、クリントン氏は年配の女性支持者と握手を交わすとき、さりげなく相手の肘に手を添えたそうです。
同様に、タレントの山口もえさんは進次郎氏と初対面した際、彼の「圧倒的な目力と力強い握手に一瞬で骨抜きにされた」という逸話を話していました。
女性へのアピールのうまさはさておき、確かにどちらも「人を引きつける話し方や演説ができる」という点で卓越している、と思います。
進次郎氏はまだ初入閣したばかりなので、現時点で「首相候補」などと取りざたするのはさすがに早いですね。
が、欧米では既に若い大統領や首相が活躍しているため、将来、日本でカリスマ性のある国家リーダーが誕生するのも悪くないかな、と感じます。
【中級レベルを今度こそ脱却したいあなたへ!】
英語ニュースを正確にリスニングしたい方、中級から上級へ確実にレベルアップしたい方、メルマガの「穴埋めリスニングQuiz企画」に無料で参加しませんか。
ディクテーションとは、「英文を見ずに音声を聞いて、正確に書き取る訓練方法」です。
火曜15時の〆切までにQuiz答案を提出した方を対象に無料採点をおこない、不正解箇所から、リスニングや語彙・文法などの弱点を特定します!