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政府が瓦礫処理を推進 【2012年03月14日】

Government to accelerate debris disposal

Prime Minister Yoshihiko Noda instructed his Cabinet on Tuesday to accelerate the disposal of debris generated by last year's disaster as only about 6 percent of it has been cleared or incinerated so far.

重要語句

accelerate(動詞):加速する
debris(名詞):瓦礫(がれき)

disposal(名詞):処理
Cabinet(名詞):内閣

generate(動詞):発生させる
disaster(名詞):大災害

incinerate(動詞):焼却する

ミニ解説

◆ the disposal of debris generated by last year's disaster
→ 名詞「debris」の後に関係代名詞節「which was」を補います。「generated」は過去分詞で、この部分は受け身形となっています。

◆  only about 6 percent of it
→ 代名詞「it」は前述の名詞「debris」をさしています。

区切り読みしてみよう ← 英文を文頭から理解

Government

to accelerate

debris disposal

-----------------------------------------------------

Prime Minister
 Yoshihiko Noda

instructed his Cabinet

on Tuesday

to accelerate

the disposal of debris

generated

by last year's disaster

as only about 6 percent of it

has been cleared

or incinerated

so far.

頭ごなし訳で理解しよう ← 和文から英文を再生

政府が

              Government

推進、

              to accelerate

瓦礫処理を

              debris disposal

-----------------------------------------------------

野田佳彦首相が

              Prime Minister
               Yoshihiko Noda

内閣に指示した、

              instructed his Cabinet

火曜日、

              on Tuesday

推進するよう、

              to accelerate

瓦礫の処理を、

              the disposal of debris

発生した、

              generated

去年の大震災で、

              by last year's disaster

うち6パーセントのみが

              as only about 6 percent of it

既に除去されたか、

              has been cleared

焼却されたにすぎないため、

              or incinerated

これまでのところ。

              so far.

仕上げ読み ← 確認用にどうぞ!

Government to accelerate debris disposal

Prime Minister Yoshihiko Noda instructed his Cabinet on Tuesday to accelerate the disposal of debris generated by last year's disaster as only about 6 percent of it has been cleared or incinerated so far.

ニュースの背景

~日刊スポーツ より~

野田首相、がれき処理「政府一丸で」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120313-916651.html

東日本大震災で発生したがれきの処理を進めようと政府は13日、初の関係閣僚会合を国会内で開いた。

議長の野田佳彦首相は「復旧復興の大前提である災害廃棄物の処理を進めるため、政府一丸となって取り組む」と強調し「がれきを再利用し、将来の津波から住民を守る防潮林や避難のための高台を整備していきたい」と述べた。

  

編集後記

被災地の瓦礫受け入れを全国の多くの自治体がしぶっているのは、米軍基地や原発の誘致のときと似たような状況ですね。まさに「NIMBY phenomenon(ニンビー現象)」です。

NIMBY:「not in my backyard」の頭文字を取った言葉。核や廃棄物処理施設など、都合の悪いものを他所に設置するのはかまわないが、自分の近所には絶対イヤだという地域住民エゴ。

私が「NIMBY(ニンビー)」という言葉を初めて聞いたのは、確か十数年前、英語通訳案内業の国家試験合格をめざして専門予備校に通っていたときです。

一次筆記試験の対策テキストに英文長文読解の問題があり、焼却炉をどこに設置するかでもめていた米国内の実話が取り上げられていました。

「Not in my backyard(私の裏庭はダメよ)!」とはうまい言い回しだな、と表現が強く印象に残ったのを覚えています。

と同時に、こういう心理は万国共通なんだなあ、という複雑な心境もありました。

瓦礫の処理は放射性物質汚染への不安や費用の問題があるので一筋縄ではいきませんが、少なくとも「自分は関係ない」と部外者として無関心をきめこむのはどうかと思います。

絆、という言葉がうわべだけのものだったのか、国民全体が試されている気がします。

では、また明日の英語ニュースでお会いしましょう。

 

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