レッドカード付きMVP【MVP with red card】復刻版
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“The Will Smith Oscar slap” reminded us of a similar incident that occurred during the 2006 World Cup final in Germany. Let me refresh your memory …
「ウィル・スミスのアカデミー賞平手打ち」で思い出すのが、2006年W杯ドイツ大会決勝で起きた類似の事件。当時の記憶を呼び起こしてみよう・・・。
この記事は、2006年7月11日にメルマガで配信した「やさしい英語ニュース」の複刻版です。
英文記事・解説ともに、ほぼ当時の文面のまま再現しています。
英語ニュースの記事と動画で通訳式トレーニング!
Step1:穴埋めディクテーション
【説明を表示】MVP with red card
France captain Zinedine Zidane, ①( ) with “The Head-butt”, ②( ) of the 2006 World Cup after his team’s loss to Italy in Sunday’s final. ③( ) , Zidane was red-carded ④( ) into an opponent’s chest.
Step2:重要単語と語句
head-butt(名)頭突き
valuable(形)価値ある
red-card(動)レッドカードで一発退場にする
slam(動)打ちつける
opponent(名)対戦相手
Step3:ミニ解説
「head-butt=頭突き」という名詞は、以下のように動詞
ex) Zidane head-butted an opponent. ジダンは相手方選手に頭突きをした。
つづりはこの他、間にハイフンを入れない「headbutt」、
「red-card=レッドカードを出す」という動詞は、名詞か
辞書には載っていませんでしたが、複数の英文ニュースで使われていたので採用しました。
次のような表現のほうが無難だとは思いますが。
ex1) Zidane was given a red card. ジダンはレッドカードを出された。
ex1) Zidane was sent off. ジダンは退場処分になった。
ところで、ジダンを試合中に激怒させたイタリアのマテラッツィ選手がいったい何を言ったのか、さまざまな憶測が飛んでいます。
私が聞いたところでは・・・
1. Zidane is a descendant of Algerian immigrants. ジダンはアルジェリア系移民の子孫である。
2. Zidane’s mother is not in a good health condition. ジダンの母親の健康状態がよくない。
3. Zidane’s hairline is receding. ジダンの髪の生え際が薄くなっている。
上のどれかに関しての差別発言ではないかと言われています。
また
【ジダンを激怒させたマテラッツィ発言の真相】追記:2022年5月25日
今週のトレンド・コラムでご紹介した通り、近年、この件に関して、マテラッツィ自身の発言が次の通り報じられています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】MVP with red card
France captain Zinedine Zidane, / whose name will forever be remembered with “The Head-butt”,/ was chosen the most valuable player of the 2006 World Cup / after his team’s loss to Italy in Sunday’s final. / During the last game of his career, / Zidane was red-carded / for slamming his head into an opponent’s chest.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】MVP with red card
France captain Zinedine Zidane, whose name will forever be remembered with “The Head-butt”, was chosen the most valuable player of the 2006 World Cup after his team’s loss to Italy in Sunday’s final. During the last game of his career, Zidane was red-carded for slamming his head into an opponent’s chest.
当時の編集後記【2006年7月11日に執筆】
ジダン選手の最後、なんともいえない幕切れでした。
彼がピッチから控え室に引き上げるとき、通り過ぎて行くすぐ横に、さん然と輝くワールドカップのトロフィー・・・。
まるで映画ワンシーンのようなカメラアングルだと思いました。
印象的だったことがあと2つあります。いずれも、ドイツとポルトガルで争われた3位決定戦について。
1.この試合の主審が日本人だったこと。気の荒い外国人選手を相手に毅然とした態度でジャッジをする勇姿と、こぼれるような笑顔がすてきでした。
2.今大会で控えGKになったドイツのカーン選手が、あえて引退せずにチームに加わり、脇役に徹したこと。3位決定戦に出場して有終の美を添えた姿に、じーんときてしまいました。
いろいろあったワールドカップでしたが、終わってしまうと寂しいものです。
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この「通訳式やさしい英語ニュース」で取り上げた2006年の「ジダンの頭突き」を、今年のアカデミー賞でのウイル・スミスの「平手打ち」と比較した英文記事を、今週の学習コラムで解説しています。
このTopicに関する英語表現と背景知識をさらに深く学びたい方は、こちらもぜひご活用ください。
英文で読む【スミスのビンタとジダンの頭突き】
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“レッドカード付きMVP【MVP with red card】復刻版”へ1件のコメント
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Was it in 2006? I cannot believe that it happend more than 15 years ago.
本当に2006年だったでしょうか。もっと最近のような気がします。