山中教授とガードン教授が幹細胞研究でノーベル賞【Yamanaka, Gurdon win Nobel Prize for stem cell work】

こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。

では、本日の英語ニュースです。学習メニューを順にこなしていきましょう。

全体リーディング

【説明を表示】

Yamanaka, Gurdon win Nobel Prize for stem cell work

Japan’s Shinya Yamanaka and John Gurdon of Britain on Monday shared this year’s Nobel Prize in Physiology or Medicine for the discovery that mature cells can be reprogrammed to become all tissues of the body.

重要単語と語句

stem cell:幹細胞

physiology(名詞):生理学

medicine(名詞):医学

mature(形容詞):成熟した

tissue(名詞):(細胞の)組織

ミニ解説

◆ shared this year’s Nobel Prize in Physiology or Medicine

→ 今年のノーベル医学生理学賞を共同で受賞した。

受賞者が二人なので動詞「shared=分かち合った」を使用しています。この部分は「jointly won」という表現に置き換えてもOKです。

◆ for the discovery that mature cells can be reprogrammed

→ 成熟した細胞の再プログラムが可能だという発見に対して。

前置詞「for=~に対して」は受賞理由を導く表現です。接続詞「that」は直前の名詞「discovery」の内容を具体的に説明する同格の用法です。

スラッシュ・リーディング

【説明を表示】

Yamanaka, Gurdon

win Nobel Prize

for stem cell work


Japan’s Shinya Yamanaka

and John Gurdon of Britain

on Monday

shared

this year’s Nobel Prize

in Physiology

or Medicine

for the discovery

that mature cells

can be reprogrammed

to become

all tissues of the body.

反訳トレーニング

【説明を表示】
解答をチェック!

山中教授、ガードン教授が
Yamanaka, Gurdon

ノーベル賞、
win Nobel Prize

幹細胞研究で
for stem cell work


日本の山中伸弥教授と
Japan’s Shinya Yamanaka

英国のジョン・ガードン教授が
and John Gurdon of Britain

月曜日、
on Monday

共同受賞した、
shared

今年のノーベル賞を、
this year’s Nobel Prize

生理学と
in Physiology

医学の、
or Medicine

発見に対して、
for the discovery

成熟した細胞が、
that mature cells

再プログラム可能で、
can be reprogrammed

なるという、
to become

身体のあらゆる組織に。
all tissues of the body.

スピード音読

【説明を表示】

Man released after online murder threat

Osaka prosecutors released a 42-year-old man in September who was indicted for posting a mass murder threat on a website after they found that a third party could have remotely controlled his computer.

参考記事:CNN Japan

山中氏らの研究を「画期的な発見」と評価 ノーベル賞委員会

2012年のノーベル医学生理学賞の受賞が8日に決まった京都大の山中伸弥教授(50)らの研究について、ノーベル賞委員会は「細胞の分化についての考え方を一変させた画期的な発見」と評価した。

山中教授は様々な細胞になりうる能力をもったiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究で、英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授(79)とともに受賞した。

編集後記

ここ数年、毎年のよう名前の挙がっていた山中教授、今年はついにノーベル賞を受賞されましたね。

昨日の夕方、テレビのニュース速報でテロップが流れたときは思わず「おっ、やった!」と叫んでしまいました。

オリンピックで日本人選手が金メダルを取ったときと同じ反応です^^;

受賞後の会見やこれまでの経歴が昨夜から何度も報道されており、抜群のユーモアセンスや温かい人柄が伝わってきます。

iPS細胞の「i」が小文字なのはアップル社の「iPhone」「iPad」を意識しているとのこと。

これらの製品と同じく、世界中で活用されるようになってほしい、という願いを込めている・・・という発想がいいですね。

で、研究の本題とは別に、山中教授は「関西人向けの笑いは米国で受け、関東人向けの笑いは英国で受ける」ともおっしゃったらしいです。

英語のスピーチで笑いを取れること自体がすごいですが、なかなか興味深い分析です。

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