【Topic50】2:英語発音のルール
過去に配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!
今回は、ディクテーション課題の英文を「発音ルール」の観点から分析していきます。
【Day2:英語発音のルール】
ナチュラルスピードで話される英語は、子音と母音の音がつながったり、子音が脱落して聞こえなくなる現象がよく起こります。
文字で見た情報に頼って単語を1つずつ区切って理解しようとすると、耳から入る音が全く違って聞こえるため、読める英語が聴き取れません。
これを克服するには、次のように、英語独特の「発音ルール」を幾つかのパターンに分けて知っておく必要があります。
※ここでは標準的なアメリカ英語のリスニングを想定しています。
このうち、最も重要かつ基礎的な要素は次の2つです。
A)子音+母音の連結(リンキング)⇒ 2つの単語の音がつながって聴こえる箇所です。
B)子音の脱落・子音どめ・子音の連続 ⇒ 母音が入らないため、聴こえにくい箇所です。
本日の Exercise
上記の「発音ルール」を今週のディクテーション課題にあてはめて分析してみましょう。
/ /で囲んだ各文字は、上記の発音ルールA)とB)のどちらにそれぞれ該当するでしょうか。
Osaka to host 2025 World Expo
The city of Osaka wo/n/[1] a race to host the World Expo in 2025, beating out citie/s/[2] in Russia and Azerbaijan over 2 rounds of voting in Pari/s/[3] on Friday. The western Japanese city hel/d/[4] the event in 1970, whi/ch/[5] attracted 64 million visitors.
発音ルール問題の解答はこちらです。答案を自己採点してみましょう。
・・・いかがでしたか? 間違い箇所が1個以内なら合格です!
「読めば理解できる単語を聴き取れなかった」原因の多くは、発音ルールに対する理解不足です。
文字の情報だけに頼って音読すると、無意識に「ローマ字とカタカナ英語に影響された日本語なまりの読み方」になってしまい、実際の英語の音と合わなくなるから聴き取れないのです。
「この単語はこう発音する」という文字情報だけに頼った先入観を捨てて、「耳で聞こえた通りの音」を素直に真似する習慣をつけてください。
このとき、「単語の連結」「子音の脱落」などの発音ルールを頭に入れておくと、リスニングがとても楽になりますよ。
今日の課題は以上です。お疲れさまでした!
明日はリスニング訓練の第2段階として、「シラブルと強弱リズム」を分析します。
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