【Topic35】6:通訳式トレーニング

過去に当メルマガで配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!

今回は、これまでの発音分析と音読練習の復習を兼ねて、課題Topicの「通訳式トレーニング」を取り上げます。

【注意点】このコンテンツは、2018年6月4日に配信した英語ニュースに音声を付けたものです。

当時の時事情勢が現在とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

反復用:動画で通訳トレーニング

【Day6:通訳式トレーニング】

【この教材を初めて使用するときにクリック】

Step1:ディクテーション

【説明を表示】

※語句のヒント: なし

英文テキストを確認

Japan introduces plea bargains for corporate crimes

Japan introduced its first plea bargaining system on Friday that allows prosecutors to promise leniency to suspects or defendants in exchange for information on corporate crimes. Unlike in the U.S., they cannot plead guilty to their own charges for a shorter sentence.

>> 答案採点のチェックポイント

Step2:重要単語と語句

【説明を表示】

plea(名)懇願

bargain(名・動)取引(する)

corporate(形)企業の

prosecutor(名)検察官

leniency(名)慈悲深さ、寛大さ

suspect(名)容疑者

defendant(名)被告

ミニ解説

【説明を表示】

◆ Japan introduces plea bargains for corporate crimes  日本が企業犯罪に対する司法取引を導入

司法取引(plea bargains):裁判において、被告人と検察官が取引をし、被告人が罪を認めるか、あるいは共犯者を法廷で告発する、あるいは捜査に協力することで、求刑の軽減、またはいくつかの罪状の取り下げを行うこと。

司法取引の結果として軽減された検察官の求刑に裁判所が法的に拘束されるわけではなく、求刑以上の量刑を行うことも可能であるが、司法取引の刑事政策上のメリット、当事者主義の理念から裁判所は司法取引の結果を尊重することが多いとされる。

被告人による罪状認否の制度が存在する英米法の国家で可能になる制度である。(Wikipediaより引用)

日本で導入された司法取引は、現時点では企業犯罪や組織犯罪に限定され、自分の罪を認めて求刑の軽減や罪状の取り下げを得ることはできないようです。

◆ that allows prosecutors to promise leniency to suspects or defendants   容疑者や被告に対して情状酌量を約束することを検察に許可する

関係代名詞の主格「that」の先行詞は前述の 「plea bargaining system(司法取引制度)」を指しています。

「allow A(名詞)to B(動詞)= AがBすることを可能にする」となり、ここでは「A=prosecutors(検察官たち=検察)」「B=promise(約束する)」です。

「allow」を「enable」に置き換えてもOKです。

◆ in exchange for information on corporate crimes  企業犯罪に関する情報の見返りに

「in exchange for A = Aと交換で」となり、Aには名詞や動名詞が入ります。ここでは司法取引の交換条件「A=information on corporate crimes」です。

◆ they cannot plead guilty to their own charges for a shorter sentence  彼らは、刑の短縮を求めて自らの容疑に対して罪を認めることができない

「plead guilty to A = Aに対する罪を認める」となり、Aには名詞や動名詞が入ります。

ここでは「A=their own charges(自らの容疑)」です。

Step3:スラッシュ・リピーティング

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英文テキストを確認

Japan introduces plea bargains / for corporate crimes

Japan introduced / its first plea bargaining system / on Friday / that allows prosecutors / to promise leniency / to suspects or defendants / in exchange for information / on corporate crimes. / Unlike in the U.S., / they cannot plead guilty / to their own charges / for a shorter sentence.

Step4:サイトトランスレーション

【説明を表示】
和訳例を確認

日本が司法取引を導入、/ 企業犯罪に対して

日本が導入した、/ 初の司法取引制度を、/ 金曜日に、/ 検察に許可する、/ 情状酌量を約束することを、/ 容疑者や被告に対して、/ 情報の見返りに、/ 企業犯罪に関する。/ 米国内とは異なり、/ 彼らは罪を認めることができない、/ 自らの容疑に対して、/ 刑の短縮を求めて。

Step5: 反訳トレーニング

【説明を表示】

解答をチェック!

日本が司法取引を導入、
Japan introduces plea bargains

企業犯罪に対して
for corporate crimes


日本が導入した、
Japan introduced

初の司法取引制度を、
its first plea bargaining system

金曜日に、
on Friday

検察に許可する、
that allows prosecutors

情状酌量を約束することを、
to promise leniency

容疑者や被告に対して、
to suspects or defendants

情報の見返りに、
in exchange for information

企業犯罪に関する。
on corporate crimes.

米国内とは異なり、
Unlike in the U.S.,

彼らは罪を認めることができない、
they cannot plead guilty

自らの容疑に対して、
to their own charges

刑の短縮を求めて。
for a shorter sentence.

Step6:オーバーラッピング&シャドーイング

【説明を表示】

【速度:ややスロー】↑


【速度:ナチュラル】↑


英文テキストを確認

Japan introduces plea bargains for corporate crimes

Japan introduced its first plea bargaining system on Friday that allows prosecutors to promise leniency to suspects or defendants in exchange for information on corporate crimes. Unlike in the U.S., they cannot plead guilty to their own charges for a shorter sentence.

Step7: 高速リスニング

【説明を表示】

以上、6回にわたって英語ニュースのリスニング編をお届けしました。
最後まで取り組んでいただき、ありがとうございました。

「英語は科学であり、音楽である」というのが私の考えです。

“通じる英語発音と聴き取れる耳”・・・この2つをまとめて手に入れるために、今後もリスニング課題を一緒に続けていきましょう!

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