【Topic03】2:英語発音のルール
過去に当メルマガで配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!
前回と順番を入れ替え、今週は「英語発音のルール」を先に取り上げます。
【Step2:英語発音のルール】
ナチュラルスピードで話される英語は、子音と母音の音がつながったり、子音が脱落して聞こえなくなる現象がよく起こります。
文字で見た情報に頼って単語を1つずつ区切って理解しようとすると、耳から入る音が全く違って聞こえるため、読める英語が聴き取れません。
これを克服するには、次のように、英語独特の「発音ルール」を幾つかのパターンに分けて知っておく必要があります。
※ここでは標準的なアメリカ英語のリスニングを想定しています。
このうち、最も重要かつ基礎的な要素は次の2つです。
1)子音+母音の連結(リンキング)⇒ 2つの単語の音がつながって聴こえる箇所です。
2)子音の脱落・子音どめ・子音の連続 ⇒ 母音が入らないため、聴こえにくい箇所です。
この「発音ルール」を今週のディクテーション課題にあてはめると、次のようになります。
1)子音 + 母音の連結(リンキング)⇒ で表示
2)子音の脱落・子音どめ・子音の連続 ⇒ で表示
Government ① (decides on monthly overtime limit)
The Japanese government ② (reached a) three-way ③ (agreement on Friday) with business and labor leaders ④ (to limit monthly overtime work) to less than 100 hours ⑤ (during busy periods).
音声ファイルを再生して確認してみましょう。
また、ディクテーションで「読めば理解できるのに聴き取れなかった」箇所のある方は、音声を何度も聴き直して「真似する」つもりでリピート練習してください。
「読めば理解できる単語を聴き取れなかった」原因の多くは、発音ルールに対する理解不足です。
文字の情報だけに頼って音読すると、無意識に「ローマ字とカタカナ英語に影響された日本語なまりの読み方」になってしまい、実際の英語の音と合わなくなるから聴き取れないのです。
「この単語はこう発音する」という文字からの先入観を捨てて、「耳で聞こえた通りの音」を素直に真似する習慣をつけてください。
このとき、「単語の連結」「子音の脱落」などの発音ルールを頭に入れておくと、リスニングがとても楽になりますよ。
今日の課題は以上です。お疲れさまでした!
明日はリスニング訓練の第2段階として、「単語のシラブルと強弱リズム」を分析します。
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