【Topic02】1:ディクテーション
過去に配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!
【Step1:ディクテーション】
英語ニュース全体の音声をまず1回聴き、だいたいの流れをつかみます。
次に、意味の区切りごとに細かくポーズ(無音部分)を入れて区切ったこちらのバージョン↓を使用します。
音声が途切れたところで一時停止し、聞こえてきた英文をディクテーション(書き取り)してください。この作業を最後まで繰り返してみましょう。
注意)ただし、1単語ずつ音声を停止して書き取る方法は「リテンション(記憶する力)」がほとんど身に付かないため、お勧めしません。
ディクテーション用の区切り読み音声
※語句のヒント: UNESCO, deity
ディクテーションの注意点
英文をディクテーションするときのリスニングの回数は、1ヶ所に付き3~5回程度が目安となります。
一般に、英語音声が正しく聴き取れないときの原因は、
1)単語・語彙力 2)文法・読解力 3)発音力 に分類できます。 つまり、1)~3)のどれかが不足した状態でリスニングを繰り返しても聴き取れるようになりません。 5回聴いてもわからない箇所はあきらめましょう。 ただし、ただ空白にするのではなく、次のように「聞こえた通りの音」をカタカナで書いておくと、後で分析するときに役立ちます。 例)She ピキダッ and ウェンダウ. ⇒ 解答: She picked it up and went out. この場合は、「子音と母音のリンキング」「単語の子音どめ」などの発音ルールへの理解不足が「聴き取れなかった原因」です。 3~5回聴いたらディクテーションを終了し、次へ進みます。 |
英語ニュースの解答スクリプトはこちらです。ディクテーションの答案を自己採点してください。
いかがでしたか? 書き取れなかった箇所や綴りの間違いが1個以内なら合格です。
聴き取れない箇所やスペルミスのあった方は、ここからが本題です。
「勘が当たった!」「2個まちがえた・・・」と一喜一憂しても英語力は伸びないので、答案を冷静に分析しましょう。
繰り返しになりますが、一般に、英語音声が正しく聴き取れないときの原因は次の3つに大別されます。
【リスニングの間違いパターンの分類】
間違い箇所がこのうちどれに相当するのか明らかにし、弱点をしっかり克服すれば、確実に聴き取れるようになります。
間違い箇所のある人は、1)~3)のどれが原因なのか、おおまかに分類してみましょう。
1)または2)が原因で聴き取れなかったとき
この場合はリスニング力の問題ではなく、単語・語彙力と文法・読解力を強化するのが課題です。
「自分の知らない単語」は聴き取れませんし、「読んで意味のわからない英文」は聴いても理解できないからです。
今回のディクテーションで出題した英語ニュースの解説ページはこちらです。
>> 日本の民間行事がユネスコに登録【Japan’s folk rituals added to UNESCO list】
「重要単語と語句」「ミニ解説」「和訳例」を中心にじっくり復習し、「英語ニュースを読んで理解できる」状態にしておいてください。
明日からは「3)読めば理解できる英文を聴き取れなかった」場合について、対策を進めていきます。どうぞお楽しみに!
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ディクテーションとは、「英文を見ずに音声を聞いて、正確に書き取る訓練方法」です。
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