ジョー・バイデン氏が第46代大統領に就任【Joe Biden sworn in as 46th president】
反復用:動画で通訳トレーニング
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Joe Biden sworn in as 46th president
Joe Biden was sworn in on Wednesday as the 46th president of the United States amid a pandemic at a heavily protected Capitol where a mob stormed the building two weeks earlier.
Step2:重要単語と語句
swear(動)誓う
⇒ sworn:「swear」の過去分詞
be sworn in:宣誓就任する
mob(名)暴徒
Step3:ミニ解説
◆ Joe Biden sworn in as 46th president ジョー・バイデン氏が第46代大統領に就任
英文記事のタイトルでは直近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
Joe Biden (was) sworn in as (the) 46th president.
◆ as the 46th president of the United States 第46代アメリカ大統領として
前述の「sworn in」を受けた部分で、タイトルと同じ内容を本文でより丁寧に表現しています。
◆ amid a pandemic at a heavily protected Capitol パンデミックのさなか、厳戒態勢の連邦議会議事堂前で
「pandemic」を訳すと「感染症の世界的大流行」となりますが、長くなるので「パンデミック」としています。
「a pandemic」をもっと具体的に書くと「a coronavirus pandemic(コロナウイルスの世界的流行)」となります。
副詞の「heavily(厳重に)」が直後の過去分詞「protected(警備された)」を修飾しており、さらに「protected」が名詞「Capitol(連邦議会議事堂)」を修飾しています。
◆ where a mob stormed the building two weeks earlier そこは2週間前に暴徒が建物を襲撃した場所だった
前述の名詞「Capitol(連邦議会議事堂)」が「場所を示す先行詞」となり、関係副詞「where」に導かれた文です。
「two weeks earlier」は現在を起点とするのではなく、「バイデン大統領の就任式から2週間前」を指しています。
「… earlier / before」は、相対的な過去の一時点から以前にさかのぼる場合に使用します。
これに対し、現在から「2週間前」と表現するときは「two weeks ago」となります。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Joe Biden sworn in as 46th president
Joe Biden was sworn in on Wednesday / as the 46th president of the United States / amid a pandemic at a heavily protected Capitol / where a mob stormed the building two weeks earlier.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Joe Biden sworn in as 46th president
Joe Biden was sworn in on Wednesday as the 46th president of the United States amid a pandemic at a heavily protected Capitol where a mob stormed the building two weeks earlier.
参考記事:BBCニュース
https://www.bbc.com/japanese/55741921
ジョー・バイデン氏が第46代アメリカ大統領に就任
米首都ワシントンで20日、大統領就任式が行われ、民主党のジョー・バイデン氏が第46代大統領に就任した。
カマラ・ハリス氏は、アメリカ初の女性でアフリカ系でアジア系の副大統領になった。
バイデン新大統領はホワイトハウスに入ると早速、執務室に入り、パリ協定復帰や連邦施設でのマスク義務化などを命令する大統領令に署名した。
編集後記
バイデン新大統領の就任演説をネット検索したところ、中日新聞に秀逸なコンテンツがありました。
原文の英語と日本語訳を対訳で読み進めながら、YouTube動画の映像とも同期しているというスグレモノです。
演説の動画はこちら(字幕なし)です。
バイデン大統領就任演説(21分24秒)
全体で20分以上あり、難解な単語も出てくるので一気に聴く(読む)のは大変ですが、スピーチ独特の語り口やテンポ、抑揚を味わうという意味でも貴重な教材です。
準備された原稿を棒読みする人も多い日本の政治家とは違い、やはりアメリカ人は演説が上手ですね。
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