日本の仮想通貨取引所がハッキング被害に【Japan’s digital currency exchanges hacked】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Japan’s digital currency exchanges hacked
Coincheck, one of Japan’s largest digital currency exchanges, revealed on Friday that it has lost about 58 billion yen in a hacking attack. The exchange later promised to use its funds to reimburse customers who lost money.
Step2:重要単語と語句
currency(名)通貨
hack(動)ハッキングする
reveal(動)明らかにする
reimburse(動)補償する
Step3:ミニ解説
◆ Japan’s digital currency exchanges hacked = 日本の仮想通貨取引所がハッキング被害に
「仮想通貨」を表す英単語として「cryptocurrency」がありますが、やや覚えるのが難しいですね。ここではシンプルに「digital currency」と表現しています。
◆ Coincheck, one of Japan’s largest digital currency exchanges, revealed on Friday = コインチェック、すなわち日本最大級の仮想通貨取引所が、金曜日に明らかにした
「Coincheck」という取引所の固有名詞について、「one of Japan’s largest digital currency exchanges」の部分で改めて説明しています。「Coincheck」=「one of … exchanges」となる同格表現です。言い換え部分の前後にコンマが入ることに注意しましょう。
◆ that it has lost about 58 billion yen in a hacking attack = 同社はハッキング攻撃で約580億円を失ったと
コインチェックが明らかにした内容を具体的に説明した部分(=that節)です。失った仮想通貨が現在も戻ってないことを示すため、時制が現在完了形になっています。代名詞「it」=「Coincheck」です。英語では同じ単語の繰り返しを避ける傾向があります。
◆ The exchange later promised to use its funds to reimburse customers who lost money = 同取引所は後で、損失を被った顧客に補償するため、自社の資金を利用すると約束した
「promised to use its funds(自社の資金を使うことを約束した)」のto不定詞は「~することを約束した」を表す名詞的用法です。
いっぽう、「to reimburse customers who lost money(損失を被った顧客に補償するため)」のto不定詞は「~するために」という意味の副詞的用法となります。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Japan’s digital currency exchanges hacked
Coincheck, / one of Japan’s largest digital currency exchanges, / revealed on Friday / that it has lost / about 58 billion yen / in a hacking attack. / The exchange later promised / to use its funds / to reimburse customers / who lost money.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Japan’s digital currency exchanges hacked
Coincheck, one of Japan’s largest digital currency exchanges, revealed on Friday that it has lost about 58 billion yen in a hacking attack. The exchange later promised to use its funds to reimburse customers who lost money.
参考記事:日本経済新聞
コインチェックに業務改善命令 金融庁、仮想通貨流出
金融庁は29日、約580億円分の顧客の仮想通貨が流出した仮想通貨取引所大手のコインチェック(東京・渋谷)に対し、業務改善命令を出した。外部からの不正アクセスへの対策が不十分だったと判断した。
菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で「原因究明と必要な対応を講じたうえで、関係省庁でさらにどのような対応をするか早急に検討したい」と述べた。
コインチェックから大量に流出した仮想通貨「NEM(ネム)」は、現金化されたり、他の仮想通貨に交換されたりしていないことが分かった。
同社の大塚雄介取締役は「現金化などの痕跡はない。取り返せるかどうかを含めて検討中」としている。
編集後記
仮想通貨流出が大きなニュースになっているため、今回の英語ニュースで取り上げました。
今回の件に限らず、FXや株などの投資にはリスクがつきものなので、一か所に全財産をつぎ込むというのは危険すぎますね。
NEMという仮想通貨は報道で初めて知りました。
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