日本人男性が13人の代理出産の子の親権を取得【Japanese man wins custody of 13 surrogate children】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Japanese man wins custody of 13 surrogate children
A Thai court on Tuesday awarded paternity rights to a Japanese man over 13 children he fathered through Thai surrogate mothers. He caused controversy in 2014 when his so-called “baby factory” case came to light.
Step2:重要単語と語句
custody(名)親権・養育権
surrogate(形)代理の
award(動)授与する
paternity(名)父であること
controversy(名)論争
Step3:ミニ解説
◆ A Thai court on Tuesday awarded paternity rights to a Japanese man = タイの裁判所が火曜日、ある日本人男性に対して父親としての権利を認めた
「Thai」は「タイの」を表す形容詞で、「Japan」に対する「Japanese」と同じです。なお、日本語では国名を「タイ」と呼びますが、英語では「Thailand」となるので注意しましょう。
同様に、「スイス」は英語で「Switzerland」となり、「スイスの」を表す形容詞が「Swiss」です。
◆ over 13 children he fathered through Thai surrogate mothers = タイの代理母たちを通じて、彼が父親となった13人の子どもたちをめぐる
「children」の後に関係代名詞の目的格「whom」が省略されています。また、「father」は動詞で「父親となる」という意味です。
◆ He caused controversy in 2014 when his so-called “baby factory” case came to light = 彼のいわゆる「赤ちゃん工場」事件が 明るみに出た2014年に、彼は論争を引き起こした
「2014年」の説明として、時を表す関係副詞「when」に導かれる節でその年に何があったのかを説明しています。
「come to light」は「明るみに出る」を表す熟語表現です。この形で覚えておきましょう。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Japanese man wins custody / of 13 surrogate children
A Thai court on Tuesday / awarded paternity rights / to a Japanese man / over 13 children he fathered / through Thai surrogate mothers. / He caused controversy / in 2014 when / his so-called “baby factory” case / came to light.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Japanese man wins custody of 13 surrogate children
A Thai court on Tuesday awarded paternity rights to a Japanese man over 13 children he fathered through Thai surrogate mothers. He caused controversy in 2014 when his so-called “baby factory” case came to light.
参考記事:朝日新聞
代理出産の子13人、日本人男性へ引き渡し認める タイ
タイで日本人男性(28)が代理出産で多数の子どもをもうけていた問題で、タイの中央少年家庭裁判所は20日、タイ政府の保護下にある13人の子どもの親権が男性にあると認定し、子どもたちの男性への引き渡しを認める判断をした。
2014年8月にバンコクのマンションで乳幼児9人が見つかったことで問題が発覚した。
タイ政府当局者によると、男性が代理出産でもうけた子どもは少なくとも19人で、うち17人がタイ国内での出産とみられるという。
19人のうち4人は日本、2人はカンボジアにおり、タイ政府が保護する13人の親権と引き渡しを日本に戻った男性が求めていた。
編集後記
代理母出産で多数の子どもをもうけていた日本人男性の話、そういえば数年前に話題になりましたね!
今回はこの男性に親権が認められるみたいですが、なんだか素直に納得できません。こういう形で自分の子孫を増やすって、倫理的にどうも引っかかります・・・。
今、火曜日の夜でメルマガ原稿を作成中ですが、先ほどライブ中継で観た平昌五輪のノルディック複合個人ラージビル、クロカンで途中までトップだった渡部暁斗選手がいろんな不運に見舞われて5位に終わった結末が気の毒すぎて消化しきれません・・・。
追走してくる3位~5位に強豪のドイツ勢が固まっていたとか、スキー板の滑りが悪くて下り坂のスピードが出ないとか、並走のノルウェー選手が前に出ないからひとりで先頭に立って風を受け続けたとか、なんでこんなにも不利な条件がそろってしまったんでしょう。
(あ~、人生でもこんなことってあるよなあ・・・)とせつない気持ちになりました。
「シルバー・コレクター(=いつも準優勝に終わる選手)」の呼び名を今度こそ返上したい、と乗り込んできた冬季五輪なので、本人はさぞ悔しい思いをしているでしょう。が、いろいろ複雑な気持ちがあるはずなのに、競技後に一切の言い訳をしない彼の潔さにとても好感を持ちました。
「いい人オーラ」があふれ出ている渡部選手が今度こそ幸運に恵まれ、五輪の金メダルを手中にできますように・・・。
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