日本が学校での限定的AI使用を提案【Japan Proposes Limited AI Use in Schools】
「2分で読めるやさしい英語ニュース」解説記事
このブログ記事では、「やさしい英語ニュース」の単語・表現・文法の詳しい解説を掲載しています。
また、音声と文字をセットにして、スピーキングとリスニングの訓練ができます。
動画版【米国発音:リスニング&スピーキング☆英国発音:リスニング】
Step1:穴埋めディクテーション
【説明を表示】【速度:ややスロー】↑
【速度:ナチュラル】
Japan Proposes Limited AI Use in Schools
The Education Ministry proposes the limited use of ①( ). The ②( ) students’ AI skills ③( ).
▶メルマガ読者企画「穴埋めディクテーションQuiz」答案一覧と成績発表
今回のQuizは学習コラムの記事に大部分の答えが書いてあり、難易度がやや低めでした。
英検2級〜準1級程度の英語力があれば、少なくとも2問は正解することが可能です。
▶最優秀賞(100点):17名【答案提出者の50%が満点】
▶満点取得者の割合と各設問の正答率
答案提出者の半数が満点、というのは快挙ですね!皆様おめでとうございます。
特にQ1は9割以上の人が正解でした!さすがですね。
内容語を間違えた人は、不正解の原因を探って正解できるようにしておきましょう。
満点率 | Q1の正答率 | Q2の正答率 | Q3の正答率 |
50% | 94% | 47% | 85% |
Step2:重要単語と語句
【説明を表示】generative /ˈdʒɛnəˌreɪtɪv/ (形) 生成する
artificial /ˌɑːrtɪˈfɪʃəl/ (形) 人工の、人造の
intelligence /ɪnˈtɛlɪdʒəns/ (名) 知能、知識
nurture /ˈnɜːrtʃər/ (動) 育む、育成する
address /əˈdrɛs/ (動) 扱う、対処する
Step3:和訳と解説
◆ Japan Proposes Limited AI Use in Schools 日本が学校での限定的AI使用を提案
英文記事のタイトルでは通常、冠詞(a, an, the)やbe動詞が省略され、短い単語が使用されます。
また、直近の過去の出来事を現在形で表す傾向があります。
このタイトルを通常の英文に直すと、次のようになります。
Japan has proposed the limited use of artificial intelligence in schools.
生成的人工知能または生成AIは、プロンプトに応答してテキスト、画像、または他のメディアを生成することができる人工知能システムの一種である。
生成AIモデルは、入力された訓練データの規則性や構造を学習し、同様の特性を持つ新しいデータを生成する。(Wikipediaより)
◆ The Education Ministry proposes 文部科学省は提案している、
他動詞「proposes(提案している)」の目的語は直後の名詞「the limited use(限定的な使用)」です。
◆ the limited use of generative artificial intelligence in schools 学校での生成型人工知能の限定的な使用を
「artificial intelligence(人工知能)」は、「information(情報)」や「equipment(機器)」と同様の不可算名詞です。
このため、通常はその前に冠詞(a、an、the)を付けずに使用し、複数形はありません。
この部分は学習コラムの参考記事に同じ英文が出ているため、ほぼ全員が正解でした!
◆ The guidelines aim at このガイドラインは目指している、
「guidelines(ガイドライン)」は一連の「指示・原則・ルール」を示すことが多く、一般的に複数形で使用されます。
aim at : 「子音+母音のリンキング」に注意しましょう。過去形の「aimed at」にしている人は惜しかったです。[m]と[d]の音をしっかり聞き分けてください。
◆ nurturing students’ AI skills 生徒たちのAIスキルを育成することを、
「students’」のアポストロフィーの位置に注意してください。
ここでは複数の生徒を表しているため、複数の “s” の後にアポストロフィーを置きます。
◆ while addressing data leaks and copyright concerns. データ漏洩や著作権の懸念に対処しながら。
この「addressing」は現在分詞を用いた分詞構文です。
前述の「The guidelines aim at nurturing students’ AI skills(ガイドラインは学生のAIスキルを育成することを目指している)」という主文に対する副詞節で、主語は同じ「the guidelines」です。
主語を補うと次のような英文となります。
while they ( = the guidelines) address data leaks and copyright concerns.
「時や状況を表す接続詞(while, when, as , sinceなど)に導かれる副詞節」+「主節」の構文で副詞節と主節の主語が同一のとき、この例のように、副詞節の主語を省略する用法があります。
その場合、動詞が「ing形」に変化することに注意しましょう。
copyright : 答案の中に「copy right」と2単語に分けている人がいましたが、通常は1単語として綴ります。
この単語は学習コラムの元記事にも登場しているため、ほとんどの人が正解でした。
Step4:スラッシュ・リピーティング
【説明を表示】Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:オーバーラッピング&シャドーイング
【説明を表示】【速度:ややスロー】↑
【速度:ナチュラル】↑
Step8: 高速リスニング
【説明を表示】参考記事:この英語ニュースの元記事
英文で読む【生成AI活用の文科省指針】
【中級レベルを今度こそ脱却したいあなたへ!】
英語ニュースを正確にリスニングしたい方、中級から上級へ確実にレベルアップしたい方、メルマガの「穴埋めリスニングQuiz企画」に無料で参加しませんか。
ディクテーションとは、「英文を見ずに音声を聞いて、正確に書き取る訓練方法」です。
火曜15時の〆切までにQuiz答案を提出した方を対象に無料採点をおこない、不正解箇所から、リスニングや語彙・文法などの弱点を特定します!