イランがウクライナ機の撃墜を認める【Iran admits to shooting down Ukrainian airliner】

反復用:動画で通訳トレーニング

Step1:全体リーディング

【説明を表示】

Iran admits to shooting down Ukrainian airliner

Iran admitted on Saturday that it accidentally shot down a Ukrainian airliner earlier this week, killing all 176 on board. The crash came hours after Iran launched missile attacks on two military bases housing US troops in Iraq.

Step2:重要単語と語句

Ukrainian(形)ウクライナの

accidentally(副)誤って、うっかり

crash(名)墜落・衝突

launch(動)開始する

missile(名)ミサイル

military(形)軍事の

Step3:ミニ解説

◆ Iran admits to shooting down Ukrainian airliner  イランがウクライナ機の撃墜を認める

英文記事のタイトルでは最近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。

通常の英文に直すと以下のようになります。(  )が変更・補足した箇所です。

Iran admit(ted) to shooting down (a) Ukrainian airliner.

◆ that it accidentally shot down a Ukrainian airliner  ウクライナ機を誤って撃墜したことを

that節の主語「it」は前述の「Iran」を指しています。

「accidentally(誤って)」を「unintentionally(意図せず、故意ではなく)」に置き換えてもOKです。

◆ earlier this week  今週これまでに

これは日本語に訳しにくい英語表現ですが、詳しく説明すると「同じ週内で、撃墜を認めた土曜日よりも時間をさかのぼったとき」という
意味です。

飛行機が墜落したのは水曜日です。

◆ , killing all 176 on board  搭乗していた176人全員が犠牲となった

分詞構文の現在分詞「killing」の主語は前述の「it accidentally shot down a Ukrainian airliner earlier this week」を指しています。

「, which killed all 176 on board」と関係代名詞節で表現することもできます。

◆ hours after Iran launched missile attacks  イランがミサイル攻撃を開始した数時間後に

「hours after(~の数時間後に)」の語順に注意しましょう。

「days after(~の数日後に)」「weeks after(~の数週間後に)」などの類似表現があります。

「after」は接続詞で、この後に「主語+動詞」の節が続きます。

◆ on two military bases housing US troops in Iraq  イラク国内の2ヶ所の駐留米軍基地に

「house」は「収容する、場所を提供する」という動詞のing形です。

「ハウズ」と語尾が有声音になることに注意しましょう。

「housing US troops in Iraq」全体が形容詞句となって、直前の名詞「bases」を後ろから修飾しています。

Step4:スラッシュ・リーディング

【説明を表示】

Iran admits to shooting down Ukrainian airliner

Iran admitted on Saturday / that it accidentally shot down a Ukrainian airliner / earlier this week, / killing all 176 on board. / The crash came / hours after Iran launched missile attacks / on two military bases housing US troops in Iraq.

Step5:サイトトランスレーション

【説明を表示】
和訳例を確認

イランがウクライナ機の撃墜を認める

イランが土曜日に認めた、/ ウクライナ機を誤って撃墜したことを、/ 今週これまでに、/ 搭乗していた176人全員が犠牲となった。/ この墜落は起こった、/ イランがミサイル攻撃を開始した数時間後に、/ イラク国内の2ヶ所の駐留米軍基地に。

Step6: 反訳トレーニング

【説明を表示】
解答をチェック!

イランがウクライナ機の撃墜を認める
Iran admits to shooting down Ukrainian airliner


イランが土曜日に認めた、
Iran admitted on Saturday

ウクライナ機を誤って撃墜したことを、
that it accidentally shot down a Ukrainian airliner

今週これまでに、
earlier this week,

搭乗していた176人全員が犠牲となった。
killing all 176 on board.

この墜落は起こった、
The crash came

イランがミサイル攻撃を開始した数時間後に、
hours after Iran launched missile attacks

イラク国内の2ヶ所の駐留米軍基地に。
on two military bases housing US troops in Iraq.

Step7:スピード音読

【説明を表示】

Iran admits to shooting down Ukrainian airliner

Iran admitted on Saturday that it accidentally shot down a Ukrainian airliner earlier this week, killing all 176 on board. The crash came hours after Iran launched missile attacks on two military bases housing US troops in Iraq.

参考記事:Yahooニュース

イランが撃墜認める、ミス原因 米を非難 ウクライナ機墜落

イランの首都テヘランの国際空港で今月8日発生したウクライナ国際航空の旅客機墜落でイラン軍の統合参謀本部は11日、誤って同機を標的にし、撃墜したことを認めた。

同国の国営プレスTVが報じた。

イランのザリフ外相は、軍による内部調査の初期段階の結論として撃墜は人為的なミスが原因と指摘。

米国の冒険主義によって生じた危機の中での過ちであるとも主張。

「自国の国民、全ての犠牲者の遺族や影響を受けた他国へ深い遺憾の意を示す」と述べた。

編集後記

年明け早々、アメリカとイランの関係が不穏になっていますね。

今回の過ちの責任をイランがアメリカに転嫁するのは暴論だと思います。

いくら敵の報復攻撃を警戒していたとしても、無関係の民間機を撃墜するなんて言語道断です。

乗り合わせて犠牲になった人たちが気の毒でなりません・・・。

この事件が国際情勢に悪影響を与えないことを祈りたいです。

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