政府が外国人労働者の受け入れを拡大する法案を承認【Government approves bill to accept more foreign workers】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Government approves bill to accept more foreign workers
The Japanese government on Friday approved a bill that would accept more foreign workers from April 2019. The move is aimed at dealing with serious labor shortages in various sectors ranging from construction and farming to nursing care.
Step2:重要単語と語句
approve(動)承認する
bill(名)法案
accept(動)受け入れる
deal with(動)取り組む
range(動)及ぶ
construction(名)建設
nursing care(名)介護
Step3:ミニ解説
◆ Government approves bill to accept more foreign workers 政府が外国人労働者の受け入れを拡大するための法案を承認
英文記事のタイトルでは最近の出来事を現在形で表す傾向があり、冠詞やbe動詞がよく省略されます。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
(The) government approve(d) (a) bill to accept more foreign workers.
◆ that would accept more foreign workers from April 2019 2019年4月から外国人労働者の受け入れを拡大することになる
関係代名詞の主格「that」の先行詞は前述の「bill(法案)」です。
法律の施行後という未来の状況を想定しているため、助動詞に仮定法の「would」を使用しています。法律が確実に施行される、と考えた場合、通常の未来の助動詞「will」を用いてもOKです。
◆ The move is aimed at dealing with serious labor shortages その動きは、深刻な人手不足に取り組むことを目的としている
主語の「The move(その動き)」は前述の内容(日本政府が法案を承認したこと)を指しています。
「be aimed at(~を目的とする)」となり、この後に名詞または動名詞が続きます。
◆ in various sectors ranging from construction and farming to nursing care 建設や農業から介護に至るまでのさまざまな部門で
「range from A and B to C(AからB、Cに至る)」となり、物事の範囲を示しています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Government approves bill / to accept more foreign workers
The Japanese government / on Friday approved a bill / that would accept more foreign workers / from April 2019. / The move is aimed at dealing / with serious labor shortages / in various sectors / ranging from construction and farming / to nursing care.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Government approves bill to accept more foreign workers
The Japanese government on Friday approved a bill that would accept more foreign workers from April 2019. The move is aimed at dealing with serious labor shortages in various sectors ranging from construction and farming to nursing care.
参考記事:日本経済新聞
入管法改正案を閣議決定 単純労働で外国人受け入れへ
政府は2日、単純労働を含む外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案を閣議決定した。
人手不足の分野で一定の技能を持つ人を対象に新たな在留資格「特定技能」を来年4月に創設する。
経済界の要望に応じ、これまで認めてこなかった単純労働受け入れにカジを切った。
日本の入国管理政策の大きな転換で、政府与党は今国会での成立をめざす。
野党は「移民政策ではない」とする政府の姿勢を疑問視。「議論が拙速」などと批判しており、国会で激しい論戦となる見通しだ。政府は与党内の慎重論に配慮し、施行3年後に制度を見直すとした。
編集後記
日本が少子高齢化社会であるという現状はすぐに変えられないため、労働者不足を補う意味で外国人の手を借りるのはひとつの解決策だと思います。
が、もともと日本は多民族国家ではないので、受け入れの拡大には慎重さが必要ですね。
日本で生活する以上、この国の習慣や文化に慣れてもらうのは当然ですが、言語の壁が厚いのはお互いにとって不便です。
長期的には日本語の習得が必要だとしても、せめて、日本人がもう少し英語で話すことができたら、日常の意思疎通が相当楽になるのではないでしょうか。
これを機会に、今後、日本の英語教育が実用的な内容に変わることを期待したいです。
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