赤ちゃん連れの女性議員が地方議会の退席処分に【Female lawmaker with baby forced to leave local assembly】
こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Female lawmaker with baby forced to leave local assembly
A female legislator at a local assembly was forced to leave the chamber on Wednesday after she brought her infant son with her. She said she wanted to show the difficulty for women to juggle careers and child-raising.
Step2:重要単語と語句
assembly(名)議会
legislator(名)議員
chamber(名)議場
infant(名)乳幼児
juggle(動)うまく調整する、さばく
Step3:ミニ解説
◆ Female lawmaker with baby forced to leave local assembly = 赤ちゃん連れの女性議員が、地方議会の退席処分に
英語ニュースのタイトルではbe動詞や冠詞が省略されることが多いため、以下のように補って解釈する必要があります。
(A) Female lawmaker with (a) baby (was) forced to leave (a) local assembly(.)
「lawmaker(議員)」=「law(法律)」+「maker(作る人)」という成り立ちの名詞です。議員の主要な業務を表しています。
形容詞「local(地方の)」は日本語の「ローカル」とは違って「いなかの」という意味合いはなく、「central(中央の)」の対義語です。都会にある東京や大阪の議会も「一地方にある議会」なので「local assembly」です。
◆ after she brought her infant son with her. = 彼女が乳幼児の息子を連れ込んだ後。
「infant」は一般に「乳幼児」を指す名詞です。ここでは生後7ヶ月の長男だったので「baby」に置き換えてもOKです。
◆ She said she wanted to show the difficulty for women = 彼女は、自分は女性にとっての難しさを見せたかったと述べた、
この女性議員は自分だけでなく、働く女性全体にとっての問題提起をしていたため、「women(女性たち)」と複数で英訳しています。
◆ to juggle careers and child-raising = 仕事と子育てを両立することの
「juggle A and B」=「AとBの両方をうまくさばく、両立させる」となり、AとBに名詞(または名詞句)が入ります。ここでは「A=careers(経歴、職歴)」「B=child-raising(子育て)」ですね。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Female lawmaker with baby / forced to leave local assembly
A female legislator at a local assembly / was forced to leave the chamber on Wednesday / after she brought her infant son with her. / She said she wanted to show / the difficulty for women / to juggle careers and child-raising.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Female lawmaker with baby forced to leave local assembly
A female legislator at a local assembly was forced to leave the chamber on Wednesday after she brought her infant son with her. She said she wanted to show the difficulty for women to juggle careers and child-raising.
参考記事: BBCニュース
乳児連れ議場に 日本の市議会議員の行動が議論呼ぶ
日本の市議会議員が22日、生後7カ月の長男を抱いて市議会に出席しようとしたところ、周りの議員らに批判され、同伴を断念した。
熊本市議会の緒方夕佳市議は、女性が子育てと仕事を両立する難しさを見せたかったと話した。
議会事務局員らによると、議会傍聴規則で傍聴人は会議中に議場に入ることができないと定めているため、緒方市議は規則に違反したという。
長い協議の末、緒方市議は息子を友人に預けて、会議は予定より40分遅れで開会した。
市議会は今後、今回の件のほか、幼い子供を持つ議員らを支援する方法を協議すると述べている。
編集後記
英語ニュースや英字新聞で学習するときは、「意味を理解して終わり」ではなく「自分がその記事に対してどう感じるのか」まで掘り下げることで英語の発信力が高まります。
今回の熊本市議の「乳児連れ議場」は、まさにいろんな意見が飛び交いそうな「ディスカッション向き」のトピックですね。
外国人と話していると、よく「Why?」と聞かれます。「なんで?」という問いに対して、自分なりの見解を伝える能力が本当に大事です。
まずは小中学生のうちから、日本語での討論の機会を授業でたくさん設けることが発信力の育成につながるんじゃないかな、と思います。
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