フェデラーが最も市場価値あるスポーツ選手に【Federer named most marketable sportsperson】
こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
反復用:動画で通訳トレーニング
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Federer named most marketable sportsperson
Roger Federer of Switzerland, the seven-time Wimbledon champion, has topped a list of the most marketable sports stars in the world, with six other tennis players in the top 20.
Step2:重要単語と語句
marketable(形容詞):市場価値のある、人気のある
top(動詞):1位になる
Step3:ミニ解説
◆ Roger Federer of Switzerland, the seven-time Wimbledon champion = スイスのロジャー・フェデラー、すなわちウィンブルドン7度の覇者
同じ人物をコンマの前後で言い換えた表現です。出身国には「of + 国名」がよく使われます。
ここではフェデラーが男子テニスの選手であると明記されていませんが、「Wimbledon(ウィンブルドン)」という単語ではっきりわかります。
全豪・全仏・全米と並ぶテニスの四大大会(グランドスラム)のひとつで、最も伝統と権威のある大会、といえば英国開催のウィンブルドンですね。
追記(2019年9月):フェデラー選手はその後、2017年のウィンブルドン決勝でマリン・チリッチ選手を破って優勝し、通算タイトル数を8回に更新しました。
◆ has topped a list of the most marketable sports stars in the world = 世界で最も市場価値のあるトップ・アスリート番付で1位に輝いた
動詞の「top」は、ここでは「list」という名詞が目的語なので「順位表の一番上に来る → 1位になる」と解釈します。
後に数字が来る場合は「その数を超える」という意味になります。
例)The number of visitors topped 100. 来場者の数が100人を超えた。
このランキングが出たのはごく最近なので、時制が現在完了形になっています。
「sports stars」は直訳で「スポーツのスター」としてもよいのですが、日本語では「トップ・アスリート」と呼ばれることが多いためそのように訳しました。
「marketable」は「市場性のある、商品価値のある、需要のある」とも訳されます。単に「ファン投票で人気がある」というより、スポンサーからの収入やSNSへの登場頻度などを数値化して順位を決定するようです。
◆ with six other tennis players in the top 20 = その他6人のテニス選手がトップ20に入って
前置詞「with」は「~の状態で」という付帯状況を示す表現です。
この統計では、特にゴルフとテニスの有名選手が多数上位に入っています。2位がタイガー・ウッズ、3位がフィル・ミケルソンでともにゴルフです。
ちなみに、フェデラー以外でトップ20位に入ったテニス選手は以下の通りです。女子より男子のほうが優勢ですね。
【男子】
7位:ノヴァク・ジョコビッチ(セルビア)
8位:ラファエル・ナダル(スペイン)
16位:アンディ・マレー(英国)
17位:錦織 圭(日本)
【女子】
12位:マリア・シャラポワ(ロシア)
20位:セリーナ・ウィリアムズ(米国)
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Federer named / most marketable sportsperson
Roger Federer of Switzerland, / the seven-time Wimbledon champion, / has topped a list / of the most marketable sports stars / in the world, / with six other tennis players / in the top 20.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Federer named most marketable sportsperson
Roger Federer of Switzerland, the seven-time Wimbledon champion, has topped a list of the most marketable sports stars in the world, with six other tennis players in the top 20.
参考記事:tennis365.net
フェデラー1位 錦織は17位に
イギリス ロンドンのプライベート・スクール「ロンドン・スクール・オブ・マーケティング」の統計によると、男子テニス世界ランク2位のR・フェデラー(スイス)が世界のトップ・アスリートの中で「最も市場に影響力のある(商品価値がある)選手」1位の座に輝いたとプロテニス協会(ATP)が発表した。
フェデラーは、男子プロゴルフ界を代表するタイガー・ウッズやフィル・ミケルソン、プロバスケットボール選手のレブロン・ジェームズらをおさえての1位となった。
この統計は、アスリートの総収入でスポンサーなどからの収入(競技で獲得した賞金以外)が全体収入の何パーセントかに加えて、インターネットのソーシャルメディア登場頻度などから算出したもの。
編集後記
今回の英語ニュースは、完全に自分の趣味優先で作成してしまいました。
当初、政治経済などの最新報道から適当なニュースを探すつもりでしたが、いろいろ検索したものの、目ぼしい記事がなかなか見つからず・・・。
そこでふと目を付けたのが、編集後記で軽く触れるつもりだった「世界で市場価値のある選手ランキング」でした。
(んじゃ、これをネタにしたらいいやん?)というわけで、急きょ決定しました。
「テニス史上最高の選手」といわれるフェデラーが1位に評価されたのはうれしいです。
全盛期から10年も過ぎた33歳の現在、テニスの世界ランク2位というのは驚異的な強さですし、試合中の華麗で優雅な身のこなしはポスターにして飾っておきたいほど素敵です。
でも、同様に(すごいな~)と感心したのは、日本の錦織選手が「世界の市場価値ランキング」で堂々の17位に入ったことです。
トップ20にランクインしたテニス選手は男子のBig4、女子の2大女王と彼だけなんです。実力では錦織選手と同等のバブリンカやベルディヒは名前が入っていないのに。
男子テニスでアジア初のトップ5に入った実績に加え、クリエイティブで変幻自在なプレーやコート外でのゆる~いキャラが人気を呼び、圭君の市場価値を押し上げたのかもしれません。
ぜいたくな希望ですが、来週から3週連続(!)で出場する北米3大会で好成績を上げ、全米オープンではバブリンカを押しのけて今度こそ第4シードを勝ち取れ、と期待してしまいます。
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