「コビディオット」がネットで拡散【COVIDIOT goes viral】
反復用:動画で通訳トレーニング
Step1:全体リーディング
【説明を表示】COVIDIOT goes viral
Urban Dictionary has coined the trending term COVIDIOT to describe idiots who hoard groceries, don’t follow social distancing, and ignore public health advice during the Covid-19 pandemic.
Step2:重要単語と語句
viral(形)口コミで拡散する
coin(動)新語を作り出す
idiot(名)愚か者
hoard(動)大量に買いだめする
grocery(名)食料品
Step3:ミニ解説
◆ COVIDIOT goes viral 「コビディオット」がネットで拡散
英文記事のタイトルでは最近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
COVIDIOT (has gone) viral.
この状況が現在まで続いているため、時制が現在完了形になっています。
「Covidiot」とは、新型コロナウイルスの正式名称「COVID-19(コビッド19)」と「idiot(愚か者)」を合成した言葉です。
「一般的な辞書には載っていない造語」であることを示すために大文字で表しています。
※Youtube動画で発音を調べたところ、2つ目の母音「i」に第1強勢を置いて読むようです。
また「viral」は「virus(ウイルス)」の形容詞形で、「go viral」は、情報がまるでウイルスのようにネット上で拡散する様子を示すフレーズです。
◆ Urban Dictionary has coined アーバン・ディクショナリーは作り出した
~「クーリエ・ジャポン」より
◆ the trending term COVIDIOT to describe idiots 愚か者たちを表現する「コビディオット」という流行語
形容詞的用法のto不定詞が名詞「the trending term」を修飾しています。
◆ who hoard groceries 食料品を買い占める(人たち)
「COVIDIOT」の一例として、食料品の買いだめに走る人々を挙げています。
「groceries」を「toilet paper」や「supplies(生活必需品)」に置き換えても使えますね。
関連表現として、大量に買い込む人を「hoarder」と呼びます。
◆ don’t follow social distancing 社会的距離を取らず
同じく「COVIDIOT」の例を記述した部分で、前述の関係代名詞の主格「who」を受けています。
「social distancing(社会的距離)」とは、ウイルスに感染するリスクを低減するために「人と人の間の物理的な距離を保つこと」という意味です。
具体的には「他人と1.8メートルの距離を保つこと」だといわれています。
◆ during the Covid-19 pandemic コビット19の世界的流行の期間に
「coronavirus(コロナウイルス)」のほうがわかりやすいですが、ここでは「Covidiot」の語源を示すために正式名の「Covid-19」を使用しています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】COVIDIOT goes viral
Urban Dictionary has coined / the trending term COVIDIOT / to describe idiots who hoard groceries, / don’t follow social distancing, / and ignore public health advice / during the Covid-19 pandemic.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】COVIDIOT goes viral
Urban Dictionary has coined the trending term COVIDIOT to describe idiots who hoard groceries, don’t follow social distancing, and ignore public health advice during the Covid-19 pandemic.
参考記事:Yahoo!ニュース
小池知事の会見を見て買いだめをした人は「Covidiot」!?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-00000014-nkgendai-life
ここ最近、英語圏で新型コロナウイルスに関するある新語が爆発的に拡散。
ついにはオンライン辞書に登録されてしまった。
米FOXニュース(3月25日付電子版)などによると、その単語は「Covidiot」。
新型コロナウイルス感染症の正式名称「COVID-19」と、「バカ」を意味する「idiot」を合成した言葉だ。
英語圏の代表的なオンライン辞書「アーバン・ディクショナリー」による定義は--。
「新型コロナウイルスに関連して、公衆衛生や安全に関する警告を無視する人、近所の人が商品を買えなくなるのに大量の買いだめを行う人のこと」
編集後記
今回取り上げた「Covidiot(コビディオット)」、既にご存じでしたか?
実は私も先週まで知らなくて、自分の英語道場の受講生の方に教えてもらいました。
Yahoo!ニュースの記事で詳しく解説されています。
>> 自分勝手にモノを買い占め、新型コロナ予防策を全無視する「バカ者」を米国はこう呼ぶ
まあ、このタイトルからしてけっこう強烈ですよね。
「Covidiot」の例としては「春休みにパーティをしている人たち」「大騒動で買い占めに走る人たち」などいろいろありますが、
一番辛辣なのは「ニューヨーク・ポスト」に出ていたという次の記述でしょうか。
「異常なほどの自分勝手なわがままであり、一般的にIQの低い人たち」
・・・「IQが低い人たち」って、つまり「バカ(idiot)」ってことですよね?!
ここまで言われても平気で遊びに出かける人は、まさに正真正銘の「Covidiot」かも。
自分が感染して苦しむまで愚かさに気づかないでしょうから、もう救いようがないです。
ここ数日、日本国内にいる「Covidiot」たちの報道を情けない気持ちで見ていましたが、
「Stupidity is contagious.(愚かさは伝染する)」といわれる通り、欧米にも多数いるようです。
ウイルスとの闘いに加えて、世界中に生息する「Covidiot」たちを何とかしないといけませんね…。
「感染爆発(オーバーシュート)」「都市封鎖(ロックダウン)」などの言葉を聞いて慌てて買い占めに走るのではなく、当面の生活に困らないよう、前もって少しずつ備蓄しておくべきだということ。
このあたりの「物の考え方」や「現段階で私たちが何をすればいいのか」について、海外の最新状況にも詳しい作家の本田健さんが動画メッセージを配信されています。
私自身、英語道場の受講生の皆さんから情報をシェアしてもらって大変助かったので、ご参考までにリンクを貼っておきますね。
本田健が語る「東京ロックダウンが起きたら、絶対にやってはいけない、たった1つのこと」2020/03/28
本田健が語る「自分の家族、日本を愛する皆さんへ 政府がやらないなら、できる人からセルフ備蓄して1週間自宅に引きこもろう!!」2020/03/24
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