空気を読んでもらえない?!

 

日本社会ではよく「空気を読む」なとど言って、言葉に出さなくてもその場の雰囲気で相手の気持ちを察する、ということがあります。

が、英語圏の人にはあまりこの手法は通じないんじゃないかな、と思います。英語圏以外の外国人でも同様もしれません。

前にも書いた気がしますが、私の友人はイギリス人の彼と付き合っていた頃、これで苦い経験をしたそうです。

ちょっとしたことで相手に腹が立ち、自分が機嫌を損ねていることを、冷淡な態度でそれとなく気持ちを伝えようとしたところ、

・・・何時間たっても全く気付いてもらえなかったとか。

その逸話を聞いたとき、(まあ、そら無理やろな)と思いましたね。

だいたい、相手が日本の男性でもこういう作戦はうまくいかないのでは?

中には、言葉の上では「全てOK。何も不満はないです」と言いながら、内心、めっちゃ怒ってる女性なんてのもいますからね。

(一応、平気なふりをしてるけど、内面は違うのよ。その気持ちを察して!)・・・ってことでしょうか。これはかなり高度な要求かも。

実は私も、表面的な言葉とは裏腹な言外の意味をくみ取るのが苦手なほうです。

たぶん、相手は表情や態度で気持ちを伝えようとしているのでしょうが、じっと観察しないと気づかないこともあるし、はっきりいって面倒です。

「以心伝心を期待するのは、和を尊ぶ日本文化の良いところ」という見方も確かにあるので、それで意思疎通できる間柄なら問題はないでしょう。

が、このやり方がいつでも通用するわけではない、というのは社会人としてわきまえておきたいところです。

現在、英語を学習中で、(将来、外国人と対話を楽しみたい)とお考えの方に対しては、次のように申し上げたいです。

自分の要求はきちんと明確に、相手に伝わるように言いましょう。

普段からこの点を心がけておくと、いざというときに役立ちます。

以上、学習のご参考になりましたら幸いです。

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