自分のOutputを振り返る

 

ひとりで英語の音読やシャドーイングの訓練をするとき、ちゃんとできているかどうかをどうやって確認していますか。

これは私の英語教室でも起こったことですが、生徒さんご本人は「何回も繰り返してシャドーイングを練習した」と言っているのに、授業でチェックすると、単語の言い間違いや抜けている箇所がたくさんあり、およそ「できている」とは言えない状態のことがあります。

おそらく、自宅で練習しているときも同じなのだと思います。

単語の言い間違いや抜けている箇所、発音や抑揚が変になっている箇所がぽろぽろ出てきているのに、自分では気づかずに(とりあえず最後まで英文を読めたからOK)と勝手に判断してしまっているのです。

これを解決するひとつの方法は、自分のOutputを客観的に振り返ってみることです。

早い話が、声を録音して聴き直せばよいのです。使うのはスマホでもICレコーダーでもかまいません。

今はパソコンでも簡単に録音できます。

最近知ったのですが、Windows10には「ボイスレコーダー」というアプリが付属しています。

これを立ち上げてヘッドセットを付ければ、自分の声を手軽に録音して聴き直すことができます。

日本語でも、自分が思っているより実は早口になっていたり、相手に聞き取りにくい話し方になっていたり、ということがありますよね。

ましてや英語は外国語ですから、思い通りの発音や抑揚で完ぺきに音読できていることは少ないのではないでしょうか。

自分の英語を聴くのが恥ずかしい、と感じる人がいるかもしれませんが、音声レコーダーで声をチェックするのは鏡の役割と似ています。

毎日、鏡で姿を確認してから外出するのと同様に、周囲の人が聴いている自分の英語を確認する、という意味です。

自分の話し方を客観的に振り返る習慣をつけることで、正確でわかりやすい英語を話そう、という意識が自然に働きます。

普段、どんな英語を話しているのかをまず知ることが、これからのOutput力向上への第一歩です。

以上、学習のご参考になりましたら幸いです。

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