英文で読む【G7広島サミット閉幕】


広島で開催されたサミットは、ウクライナのゼレンスキー大統領の電撃訪問が大きな話題となり、21日に閉幕しました。

被爆地に各国首脳が集まることで平和への結束が高まったように見えますが、実際はどうだったのでしょう。

今週の穴埋めリスニングQuizは、この話題についての「NHK World Japan」の英文記事を土台に作成しました。

使われている語彙や表現を学び、ディクテーション課題に取り組む際の参考にしてくださいね。

英文記事で読み解く「G7広島サミット閉幕」

取り上げる英文記事はこちらです。(サミットの2日目が終わった時点での記事です。)

こちらは、同じテーマを扱った和文記事です。

※一定期間を過ぎると、記事が削除されている場合があるのでご了承ください。

今回の学習コラムでは、英文記事から一部の段落を抜粋しました。

英文読解の参考となるよう「和訳例」「語句の解釈」「ミニ解説」を入れています。

また、和訳は、英語の流れに沿って訳す「サイト・トランスレーション」形式にしました。

では、英文記事を順に読み解いていきましょう。

G7サミットの2日目が終了

The G7 leaders have wrapped up / their second day of discussions / in Hiroshima. :「NHK World Japan」 より

和訳例)G7首脳たちは終えた、/ 議論の2日目を、/ 広島での。

語句の注釈

wrap up(動)終える

ミニ解説)

◆ The G7 :G7サミット(主要国首脳会議)は、仏、米、英、独、日、伊、加の先進7カ国首脳と欧州理事会議長・欧州委員会委員長が参加し、毎年開催される国際会議です。

今年(2023年)は日本が主催国となり、5月19日~21日にかけて広島で開催されました。

クアッドの4カ国首脳会合も同時開催

On the sidelines of the G7, / the leaders of Japan, the US, Australia and India / have sat down for a Quad framework summit.:「NHK World Japan」 より

和訳例)G7の機会を利用して、/ 日本、アメリカ、オーストラリア、インドの首脳は、/ Quadフレームワークのサミットで会談した。

ミニ解説)

◆ On the sidelines of the G7 : G7の機会を利用して、

「on the sidelines of」は「〜の周辺で」や「〜の一方で」と訳され、メインの会議やイベントとは別に、それと同じ場所で行われる別の会議やイベントを指します。

このケースでは、G7サミットが主要なイベントであり、その周辺で別の会議が行われていることを示しています。

 Quad framework summit : Quadフレームワークのサミット

「クアッド(Quad)」とは、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国が参加する非公式の戦略的対話のことを指します。

この首脳会合は、これらの国が地域やグローバルな課題について話し合い、協力するためのものです。


以上、「ディクテーション課題に関連した内容」と「背景知識がないと理解しにくい表現」を抜粋して解説しました。

今週のディクテーション課題は、この解説コラムで取り上げた英文記事が土台になっています。

英文の「聞き取りのヒント」として、答案提出前に読み込んでおいてくださいね。

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