日常表現を覚えきれず聞き取れない悩みの対策


2020年12月に実施したメルマガ「やさしい英語ニュース」の読者アンケートでいただいたお悩み相談です。

1月15日(金)の無料Facebookライブでご回答しました。

英語学習のお悩み相談
Q:ニュースの英語も勉強したいですが、日常会話の本を見ても知らないことだらけだし、覚えることがありすぎて、きりがない気がします。

それからナチュラルな会話の聞き取りがやっぱり難しいです。


海外経験があまりない上級者によくあるお悩みだと思います。

完璧にならないのは「仕方がないです」という答えになってしまいます。

「日常会話の本を見ても知らないことだらけ」。

・・・やっぱり「何もかも知ろう」としても「その答えは出ない」というか、無理なんですね。

自分が「その中でどこを攻めていくか」を決めることが重要です。

仕事で英語を使う人なら、その「職場」「現場」に合わせた英語がターゲットになります。

そうではなく、仕事で今、英語が必要ではないけれど、英語力をキープしたい場合は、実際に英語を話す相手・友達・知り合い、つまり「(英語を)使う機会と相手」を見つけることです。

その人とうまく会話するために「どういう表現が必要なのか」ということを絞る必要があります。

漠然と悩んでいても、当然、全部は攻略できないので、そこをきちんと整理されたらいいと思います。

仕事で今、英語が必要ではなく、今年や来年「英語を使って何をしたいか」が定まってないと、こういうことになってしまいます。

「まだまだ知らないことだらけ」という感覚で、そのまま一生が終わっちゃうんですね。

それはあまりにも「もったいない」です。

全てのことを知っていないと「英語ができた!」といえないのかというと、その喜びを味わえないわけでもないです。

自分が英語を必要な場所でうまく使えたら「大きな達成感」があり、(学習が役立っている!)と感じられると思います。

「ナチュラルな会話」の聞き取りは、私は、個人的には一番難しいと思います。

映画やドラマ、ネイティブが日常で話している「何気ないひとこと」。

つまり、アナウンサーやキャスター、そうじゃない人が話す英語ですね。それが一番難しいと思います。

それをどこまで、外国人の私たちが聞き取る必要があるのかを、冷静に考えたらいいんじゃないでしょうか。

日本語でも「街角の会話」のほうが難しいです。私はそのように思いました。

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