殺害された日本人医師の遺体が帰国【Body of slain Japanese doctor back home】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Body of slain Japanese doctor back home
The body of a prominent Japanese doctor, who devoted his life to Afghanistan, arrived in Japan on Sunday. Tetsu Nakamura was gunned down last week along with five Afghan colleagues when an armed group ambushed their car.
Step2:重要単語と語句
slain(形)殺害された
prominent(形)著名な
devote(動)捧げる
Afghanistan(名)アフガニスタン
colleague(名)同僚
ambush(動)待ち伏せする
Step3:ミニ解説
◆ Body of slain Japanese doctor back home 殺害された日本人医師の遺体が帰国
英文記事のタイトルでは最近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
(The) body of (a) slain Japanese doctor (has been) back home,
◆ The body of a prominent Japanese doctor, 著名な日本人医師の遺体が、
「a prominent Japanese doctor」は後述の固有名詞「Tetsu Nakamura」を指しています。
日本人医師の中村哲さんは、アフガニスタンで長年、人道支援活動と復興に携わってきました。
◆ who devoted his life to Afghanistan, その生涯をアフガニスタンに捧げた、
「devote A to B(AをBに捧げる)」という成句です。
AとBにそれぞれ名詞が入り、ここでは「A = his life」「B = Afghanistan」となります。
カタカナの「アフガニスタン」とは異なり、国名「Afghanistan」の強勢が2番目のシラブル「ghan」に来ることに注意してください。
◆ was gunned down … along with five Afghan colleagues アフガン人の同僚5人とともに銃撃され死亡した
形容詞「Afghan」を名詞「Afghanistan」の派生語として一緒に覚えておきましょう。
「Afghan」の強勢は最初のシラブル「Af」に置きます。
◆ when an armed group ambushed their car 武装集団が彼らの車を待ち伏せしたとき
「an armed group」を「gunmen(銃を持った犯人たち)」に置き換えてもOKです。こちらも英文メディアでよく使われる表現です。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Body of slain Japanese doctor back home
The body of a prominent Japanese doctor, / who devoted his life to Afghanistan, / arrived in Japan on Sunday. / Tetsu Nakamura was gunned down last week / along with five Afghan colleagues / when an armed group ambushed their car.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Body of slain Japanese doctor back home
The body of a prominent Japanese doctor, who devoted his life to Afghanistan, arrived in Japan on Sunday. Tetsu Nakamura was gunned down last week along with five Afghan colleagues when an armed group ambushed their car.
参考記事:AFPBBニュース
アフガンの空港で中村哲さんの追悼式典、遺体は日本へ
アフガニスタンで長年支援活動に携わってきた日本人医師、中村哲さんが銃撃され死亡した事件で、首都カブールの空港で7日、中村さんの追悼式典が行われた。
式典には、妻の尚子さんら家族のほか、アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領も出席。
ガニ大統領は、国旗がかけられたひつぎを担いだ。
中村さんの遺体はその後、空路で帰国の途に就いた。
編集後記
日本人医師の中村哲さんが銃撃されたニュースに衝撃を受けました。
中村さんが、アフガニスタンで人道支援と復興に長年携わってきた貢献には感服するしかありません。
思わず、(まるでマザー・テレサみたいな奇特な人やなあ)とつぶやいてしまいました。
あるニュースで、「あと20年はここで働きたいと思う」という本人談が紹介されていましたが、
70代でこの発言をされた、ということは、もう生涯をこの地に捧げる覚悟だったんでしょうね・・・。
中村医師のご冥福を祈るとともに、犯人の早期確保を願いたいです。
【中級レベルを今度こそ脱却したいあなたへ!】
英語ニュースを正確にリスニングしたい方、中級から上級へ確実にレベルアップしたい方、メルマガの「穴埋めリスニングQuiz企画」に無料で参加しませんか。
ディクテーションとは、「英文を見ずに音声を聞いて、正確に書き取る訓練方法」です。
火曜15時の〆切までにQuiz答案を提出した方を対象に無料採点をおこない、不正解箇所から、リスニングや語彙・文法などの弱点を特定します!