北朝鮮が短距離の飛翔体を発射【North Korea launches short-range projectiles】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】North Korea launches short-range projectiles
North Korea launched multiple projectiles, which were later recognized as short-range ballistic missiles, toward the Sea of Japan on May 4 and 9. The Japanese government said they had no immediate impact on its national security.
Step2:重要単語と語句
launch(動)発射する
projectile(名)飛翔体(ひしょうたい)
multiple(形)多重の、複合の
recognize(動)認識する
ballistic(形)弾道の
missile(名)ミサイル
immediate(形)即時の、緊急の
impact(名)衝撃、影響
Step3:ミニ解説
◆ North Korea launches short-range projectiles 北朝鮮が短距離の飛翔体を発射
英文記事のタイトルでは直近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
North Korea launch(ed) short-range projectiles.
◆ , which were later recognized as short-range ballistic missiles, (それらは)後で短距離弾道ミサイルだと認識された
関係代名詞の主格「which」の先行詞は直前の名詞「projectiles」です。
関係代名詞節の前後にコンマがあり、この部分全体が「projectiles」の補足説明となっています。
「recognize A as B(AをBだと認識する)」という表現を受動態で使用しており、AとBには名詞が入ります。
ここでは「A = multiple projectiles」「B = short-range ballistic missiles」なので、これをあてはめると
recognize multiple projectiles as short-range ballistic missiles(複数の飛翔体を短距離弾道ミサイルだと認識する)
となります。
◆ on May 4 and 9 5月4日と9日に
日付を表すときは、前置詞「on」を使用します。「何月」という「月」のときは「in」になるので注意しましょう。
例)in May(5月に)
◆ The Japanese government said they had no immediate impact 日本政府は述べた、それらはただちに影響を与えるものではないと
動詞の過去形「said」の後に接続詞「that」が省略されています。「they」は前述の「projectiles」を指しています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】North Korea launches short-range projectiles
North Korea launched multiple projectiles, / which were later recognized as short-range ballistic missiles, / toward the Sea of Japan on May 4 and 9. / The Japanese government said / they had no immediate impact on its national security.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】North Korea launches short-range projectiles
North Korea launched multiple projectiles, which were later recognized as short-range ballistic missiles, toward the Sea of Japan on May 4 and 9. The Japanese government said they had no immediate impact on its national security.
参考記事:毎日新聞
首相「安全保障に影響ない」北朝鮮また2発 批判は抑制へ
安倍晋三首相は9日、首相官邸で記者団に「現時点で我が国の安全保障に影響があるような事態は確認されていない」と語った。
政府は、米韓両政府と連携し、情報収集や分析にあたる方針だ。
政府は飛翔(ひしょう)体の発射後、ただちに関係省庁による局長級協議を首相官邸で開いた。
岩屋毅防衛相は協議後、防衛省で記者団に「日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されていない」と指摘。
飛翔体の種類については「分析中で断定的なことは言えない」と述べるにとどめた。
政府は日朝の対話を探っており、4日の飛翔体発射の際と同じく、北朝鮮への批判は抑える構え。
しかし、こうした姿勢には自民党からも不満が漏れる。
編集後記
北朝鮮の動きに関する速報は、最初にCNNのヘッドラインニュースで知りました。
「projectiles」という単語は初耳だったので、(なんじゃ、そりゃ。ミサイルじゃなかったってこと?)と不思議に思っていたら、
それに歩調を合わせるように、日本のニュースでも「飛翔体」と報道されていたようです。
まあ、結局は例の「弾道ミサイル」だったわけですが。
今回は日本に到達しなかったとはいえ、やぱり安全保障上の不安を感じてしまいますね・・・。
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