紀平梨花がデビューシーズンでGPファイナル制覇【Rika Kihira wins Grand Prix Final in debut season】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Rika Kihira wins Grand Prix Final in debut season
Teenage prodigy Rika Kihira on Saturday became the first Japanese skater since Mao Asada in 2005 to win the Grand Prix Final in her debut season. The 16-year-old attributed the success to learning from her past failures.
Step2:重要単語と語句
Grand Prix(名)グランプリ
debut(名)デビュー
prodigy(名)神童、天才
attribute(動)~のおかげだと考える
failure(名)失敗
Step3:ミニ解説
◆ Rika Kihira wins Grand Prix Final in debut season 紀平梨花選手がデビューシーズンでGPファイナルを制覇
英文記事のタイトルでは直近の過去の出来事を現在形で表す傾向があり、冠詞やbe動詞がよく省略されます。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
Rika Kihira (won) (the) Grand Prix Final in (her) debut season.
◆ Teenage prodigy Rika Kihira on Saturday became the first Japanese skater 10代の天才である紀平梨花選手が土曜日、初の日本人スケーターとなった
「Teenage prodigy」が形容詞句として「Rika Kihira」を修飾しています。全体でひとつの固有名詞となるため、冠詞は不要です。
◆ 彼女のデビューシーズンでグランプリファイナルを制した to win the Grand Prix Final in her debut season
to不定詞は前述の名詞「the first Japanese skater」を修飾しており、形容詞的用法です。
「Grand Prix」は日本語でも「グランプリ」という言葉でおなじみですが、フランス語の表現です。
◆ The 16-year-old attributed the success to learning from her past failures. この16歳(の選手)は、今回の成功の要因は、過去の失敗から学んだことだと考えた。
「16-year-old」の後に名詞の「skater」が省略されています。前述の紀平選手を指しています。
「attribute A to B(Aの要因はBだと考える)」という表現で、ここではそれぞれ「A=the success」「B=her past failures」となります。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Rika Kihira wins Grand Prix Final / in debut season
Teenage prodigy Rika Kihira / on Saturday became the first Japanese skater / since Mao Asada in 2005 / to win the Grand Prix Final / in her debut season. / The 16-year-old attributed the success / to learning from her past failures.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Rika Kihira wins Grand Prix Final in debut season
Teenage prodigy Rika Kihira on Saturday became the first Japanese skater since Mao Asada in 2005 to win the Grand Prix Final in her debut season. The 16-year-old attributed the success to learning from her past failures.
参考記事:FNNプライム
紀平梨花選手GPファイナル初出場でV! その驚きの“調整力”とは?
8日、フィギュアスケート女子の紀平梨花選手(16)がバンクーバーで行われたグランプリファイナルに初出場し、平昌オリンピック金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(16)を破り、見事初出場での優勝を飾った。
先週金曜日に行われたショートプログラムで課題にしていた冒頭のトリプルアクセルを見事に成功させた紀平選手は、ザギトワ選手が先月に記録した今季世界最高得点を大幅に更新する82.51点を記録し、首位に。
8日に行われたフリーでは冒頭のトリプルアクセルに失敗するものの、その後の演技で驚きの“調整力”を見せ、見事優勝を果たしたのだ。
編集後記
久々に、日本の女子フィギュア界に大物選手が誕生した、という感じですね。
女子では浅田真央さん以来、圧倒的な選手層を持つロシア勢に対抗できる日本選手はなかなか出てこないなあ・・・と半ばあきらめていたので、先日のNHK杯で、すい星のごとく現れた紀平選手の実力には度肝を抜かれました。
そして、まさか、グランプリファイナルでロシアの世界女王に競り勝って優勝するとは!
トリプルアクセルをコンビネーションで飛べる圧巻の技術力はもちろん、演技力と華やかさを併せ持ち、何より、大きな大会で優勝できる「王者のメンタル」を持っていますね。
今後の焦点は、紀平選手が次の北京五輪に向けていかに調子を維持し、ピーキングを合わせられるか、ではないでしょうか。
女子は体形の変化がある中、4年に1度しかない大舞台に向けて調整が必要なので本当に大変ですね。
また、年齢制限の規定によって五輪に出場できる回数が左右されるため、このあたりは本人にはどうしようもない「持って生まれた運」だと思います。
今年の平昌五輪は年齢制限で出場できなかった紀平さんですが、彼女は「持っている人」だと信じたいです。
まだまだ道のりは長いので、ファンやマスコミが騒いで足を引っ張ることなく、成長を応援していけたらいいな、と思います。
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