火星が15年ぶりに地球に最接近【Mars reaches closest approach to Earth in 15 years】
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Mars reaches closest approach to Earth in 15 years
Mars made its closest approach to Earth since August 2003 on Tuesday. Only 57.59 million kilometers separated the two planets. If you missed it, you can expect a good view of the red planet through early September.
Step2:重要単語と語句
Mars(名)火星
approach(名)接近
planet(名)惑星
miss(動)見逃す
expect(動)予想する
Step3:ミニ解説
◆ Mars reaches closest approach to Earth in 15 years 火星が15年ぶりに地球に最接近
英文記事のタイトルでは最近の出来事を現在形で表し、冠詞や代名詞の所有格を省略する傾向があります。
通常の英文なら次のような表記になります。( )内が追加・変更した箇所です。
Mars reach(ed) (its) closest approach to Earth in 15 years.
◆ Only 57.59 million kilometers separated the two planets わずか5759万キロが2つの惑星を隔てた
2つの惑星とは前述の「Mars(火星)」と「Earth(地球)」を意味しています。文脈から何を指しているか明らかですね。
◆ If you missed it, you can expect a good view of the red planet もしそれを見逃したとしても、この赤い惑星が良く見えると期待できる
この文脈での接続詞「If」の意味にご注意。「もし~なら」ではなく、「たとえ~だとしても」です。つまり「Even if」の「Even」が省略された形です。
「view」は「景色・見晴らし・光景」という意味合いの名詞です。「the red planet」は火星が赤く見えることから付けられた通称です。
◆ through early September 9月上旬まで
「~まで」を表す前置詞は「until」でもOKです。
「through」は「~を貫通して」という意味の前置詞なので、ここでは「9月上旬という時期を突き抜ける = 9月上旬が完全に含まれる」というニュアンスを表します。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Mars reaches closest approach to Earth / in 15 years
Mars made its closest approach to Earth / since August 2003 / on Tuesday. / Only 57.59 million kilometers / separated the two planets. / If you missed it, / you can expect a good view of the red planet / through early September.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Mars reaches closest approach to Earth in 15 years
Mars made its closest approach to Earth since August 2003 on Tuesday. Only 57.59 million kilometers separated the two planets. If you missed it, you can expect a good view of the red planet through early September.
参考記事:福井新聞Online
火星が15年ぶり大接近 地球から5759万キロ
夜空に赤く輝く火星が31日夜、地球から5759万キロまで「大接近」した。
火星は約2年2カ月ごとに接近しているが、6千万キロを切るのは2003年以来で、15年ぶりの近さ。
日が暮れると南東から昇り、各地で待ち構える天文ファンたちを楽しませた。
国立天文台によると、最も距離が縮まったのは日本では火星が空に昇る前の31日午後4時50分。
直径が地球の半分程度と小さく、遠いと望遠鏡でも詳しくは見られないが、大接近中は観察チャンスが続く。
火星は9月上旬までひときわ明るく大きく見えるという。
編集後記
毎日、世知辛いニュースが多い中で天文学の話を聞くと、(なんだかスケールが大きいなあ)と感じます。
普段、夜空を見上げる余裕もなく日々を過ごしがちですが、たまには雑事を忘れてほっとするのもいいですね。
次に火星が近づくのは2020年10月だそうです。
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