稀勢の里が奉納土俵入り【Kisenosato performs first ring-entry ceremony】
こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Kisenosato performs first ring-entry ceremony
Over ten thousand fans flocked to a Tokyo shrine on Friday to watch sumo wrestler Kisenosato perform his first ring-entry ceremony as the first Japanese born grand champion in nearly two decades.
Step2:重要単語と語句
ring-entry ceremony:土俵入り
flock(動)群がる
decade(名)10年
Step3:ミニ解説
◆ Kisenosato performs first ring-entry ceremony = 稀勢の里が初の土俵入り
「first ring-entry ceremony」は文字通り訳すと「初の土俵入り」ですが、これを日本語では「奉納土俵入り」と呼んでいます。
奉納土俵入り:横綱に推挙された後、その土俵入りを初めて披露するのが、横綱推挙式と共に明治神宮で行われる奉納土俵入りである。(Wikipediaより引用)
◆ Over ten thousand fans flocked to a Tokyo shrine on Friday = 1万人を超えるファンが金曜日、東京の神社に詰めかけた
前置詞「Over」を「More than」に置き換えてもOKです。いずれも、直後に来る数字そのものを含まないため、「~以上」ではなく「~を超える」と訳すほうが正確ですが、だいたいの数字を表すときはどちらの表現でもOKです。
◆ to watch sumo wrestler Kisenosato perform his first ring-entry ceremony = 力士の稀勢の里が奉納土俵入りを行なう様子を観るために
「watch A B」=「AがBする様子を観る」となり、Aには名詞が、Bには動詞の原形または進行形が入ります。ここでは「A=sumo wrestler Kisenosato」「B=perform」です。
◆ as the first Japanese born grand champion in nearly two decades = 約20年ぶりの日本生まれの横綱として
「Japanese(日本人の)」ではなく「Japanese born(日本生まれの)」としているのは、外国人力士が日本国籍を取得して日本人になった場合と区別するためです。
通常、横綱の英語表記は「grand champion」、大関が「champion」、関脇が「junior champion」となります。そのまま「yokozuna」「ozeki」と表記する場合もあります。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Kisenosato performs / first ring-entry ceremony
Over ten thousand fans / flocked to a Tokyo shrine on Friday / to watch sumo wrestler Kisenosato perform / his first ring-entry ceremony / as the first Japanese born grand champion / in nearly two decades.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Kisenosato performs first ring-entry ceremony
Over ten thousand fans flocked to a Tokyo shrine on Friday to watch sumo wrestler Kisenosato perform his first ring-entry ceremony as the first Japanese born grand champion in nearly two decades.
発展学習: 英字新聞で読解力を深めよう
今回の英語ニュースを題材にした英文記事をご紹介しておきます。余力のある方は合わせてご活用ください。
Kisenosato gets a big crowd for ‘dohyoiri’ ritual at Meiji Shrine
http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201701280021.html
参考記事:ライブドアニュース
稀勢の里が明治神宮で奉納土俵入り 19年ぶり日本出身横綱に1万8000人
大相撲の第72代横綱に昇進した稀勢の里(30)=田子ノ浦=が27日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。
同じ二所ノ関一門の芝田山親方(元横綱・大乃国)から“伝授”された雲竜型土俵入りを力強く披露し、集まった1万8000人のファンから大きな拍手がわき起こった。
1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりとなる日本出身横綱のお披露目を見届けようと、早朝にはすでに5000人あまりのファンが集まった。
明治神宮側は26日の段階で「安全に誘導できるのは5000人まで」(同広報部)と語り、入場者を整理することを発表。
入場者の整理を事前に決めるのは、19年前の3代目若乃花以来。この時は弟の横綱・貴乃花(現親方)との史上初の兄弟横綱誕生を見届けようと、小雨の中5300人が雄姿を見守った。
編集後記
久々の日本出身横綱の誕生で、今後の大相撲がいっそう盛り上がりそうですね。
今回の英語ニュースでは奉納土俵入りを取り上げましたが、同じぐらい印象的だったのが、横綱の昇進伝達式での口上です。
通例となっている難しい四字熟語を使わず、稀勢の里が述べたのは「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」。びっくりするぐらいシンプルでわかりやすく、好感を持ちました。
今後、稀勢の里が横綱として末永く活躍してくれることを願っています。
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