強い台風が日本を直撃の可能性【Strong typhoon may hit Japan】
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
Step1>> 英語ニュース全体をリーディング
最初に英語ニュース全体を通して読み、だいたいの意味をつかみます。この段階では単語や構造、文法の疑問点があってもかまいません。
A powerful typhoon, the 10th of the season, is predicted to approach or make landfall in eastern Japan early next week, bringing heavy rains to a large part of the country.
Step2>> 重要単語と語句
predict(動詞):予測する
landfall(名詞):(台風の)上陸
Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説
◆ A powerful typhoon, the 10th of the season,
= 強力な台風、すなわち今季第10号が、
コンマの前後がイコールで結ばれる同格の表現です。「強力な台風」という条件にあてはまる台風は複数存在し、ここで初めて登場するため、不定冠詞の「a」を使用しています。
なお、日本では台風を「1号」「2号」と数えるのに対し、英文記事では通常、名前を付けて区別します。今回の台風は「Typhoon Lionrock」と呼ばれています。
◆ is predicted to approach or make landfall in eastern Japan early next week,
= 来週早々に東日本に接近または上陸すると予測されている
「be predicted to~」で「~ すると予測されている」を表します。英文の主語が「A powerful typhoon」なので、受動態となります。be動詞を忘れないように注意しましょう。
「make landfall」で「(台風が)上陸する」を表します。
「early next week」は副詞句のため、前置詞は不要です。この英語ニュースは先週土曜日時点の英文記事を土台としているため、時期を「来週初め」と記載しています。
◆ bringing heavy rains to a large part of the country.
= 国の大部分に豪雨をもたらして
分詞構文の現在分詞「bringing」の主語は冒頭の「A powerful typhoon」です。
名詞の「rain」が雨の種類を表すときは形容詞を伴って可算名詞となります。ここでは「heavy rains」と複数形ですが、不定冠詞を付けて「a heavy rain」としてもOKです。
「the country」は前述の「Japan」を示しています。同じ単語の重複を避けるための言い換え表現です。
Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう
英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が → 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読むのがコツです。
Strong typhoon / may hit Japan
A powerful typhoon, / the 10th of the season, / is predicted to approach / or make landfall / in eastern Japan / early next week, / bringing heavy rains / to a large part of the country.
Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう
スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラをしてから、下の和訳例を見て比べてみましょう。
<和訳例> 強い台風が / 日本を直撃の可能性
強力な台風、/ すなわち今季第10号が、/ 接近すると予測されている、/ または上陸すると、/ 東日本に、/ 来週初めに、/ 豪雨をもたらして、/ 国の大部分に。
Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう
今度は逆に、スラッシュで区切った上の日本語テキストを見て、元の英文テキストを思い出しながら順に英語を再生していきましょう。
<解答をチェック!>
強い台風が
Strong typhoon
日本を直撃の可能性
may hit Japan
強力な台風、
A powerful typhoon,
すなわち今季第10号が、
the 10th of the season,
接近すると予測されている、
is predicted to approach
または上陸すると、
or make landfall
東日本に、
in eastern Japan
来週初めに、
early next week,
豪雨をもたらして、
bringing heavy rains
国の大部分に。
to a large part of the country.
Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう
最後に、英文テキストをできるだけ速く音読してください。読みながら意味が頭にすっと入ってきたらOKです。
A powerful typhoon, the 10th of the season, is predicted to approach or make landfall in eastern Japan early next week, bringing heavy rains to a large part of the country.
参考記事: ニュースの背景知識を深めよう ~asahi.com より~
台風10号、時速20キロで北上中 30日ごろ上陸か
Uターンして本州に再接近している台風10号は、28日午前9時現在、日本の南海上を時速20キロで北東に進んでいる。30日ごろに本州に上陸する可能性があり、気象庁は大雨や高波への警戒を呼びかけている。
気象庁によると、中心気圧は945ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。
29日夜には日本の東の海上へ達し、進路を次第に北西に変えながら30日ごろに東北や関東に上陸する見通しという。
編集後記
このところ、東日本は台風続きですね。普段はまず九州から西日本を通過するので、進路が変則的で奇妙な感じです。
大阪は猛暑続きだったのが、週末は少し涼しくなりました。室内の気温が29度ぐらいに下がると快適に感じます。
ともあれ、既に北海道などの農作物に被害が出ているので、これ以上大きな影響が出ませんように・・・。お互い、台風接近の情報には注意して備えましょうね。
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