パレスチナ紛争の歴史【The Palestinian Conflict History】
「2分で読めるやさしい英語ニュース」解説記事
イスラエルとハマスの戦闘が再開し、またもや無関係な市民が巻き込まれる悲惨な展開に・・・。
パレスチナ紛争の構図は、まさに世界史の中で繰り返してきた数々のむごい戦争と同じですね。
「映像の世紀(5)~世界は地獄を見た」より
1995年に初回放送されたNHKスペシャル「映像の世紀」、続編も含めて何度も再放送されているのでご存じの方が多いのでは?
私も当時、実家でこのシリーズを見て衝撃を受け、全11回をビデオ録画した記憶があります。「映像・語り・音楽」の調和があまりに見事で、人類の悲哀をかなでるテーマ曲「パリは燃えているか」が頭からずっと離れません。
上記の動画は、未曾有の大量殺戮をもたらした第二次世界大戦の放送分です。(実際の番組では、山根基世さんのナレーションが付きます。)
「地獄さながらの光景に包まれ、市民を巻き込んだ凄絶な戦いが繰り広げられた」という説明字幕が、パレスチナ紛争にもそのまま当てはまるのがやるせないです・・・。
パレスチナ問題を中学英語で説明する動画を作成!
さて、この「映像の世紀」は完成度が別格として、歴史や時事問題をわかりやすく解説した動画は探せばけっこうあるものです。
まず日本語の解説で背景知識を得てから英文記事を読むと、理解のハードルがぐっと下がります。
前回ご紹介した再生リストはその一部です。※英語で解説した動画も追加しました。
これらの解説動画に刺激を受け、私自身も先週「パレスチナ問題を中学英語で説明する動画」をBGM付きで作成してみました。
「映像・ナレーション・音楽」のセットで視聴すると、「文字と音だけ」で学ぶより英文が耳に残りやすいからです。
4分弱の英語ナレーション映像を「日本語字幕付き・英語字幕付き・字幕なし」で視聴できるように構成しています。
というわけで、今週のディクテーションQuizは、この「パレスチナ問題の解説動画」の冒頭(プロローグ)から出題しました。
英語の総合力が自然に身につく学習メニューになっていますので、Step1から順に進めていきましょう。
Step1:穴埋めディクテーション
「現在の英語力を語彙力・文法読解・発音力の点から客観的に測定する作業」です。英語ニュースの音声を聞き、各空欄に入る英文を正確に書き取ってください。
空欄に入る箇所は、途中で止めずに一気に聞かないと訓練の効果がありません。また、聞く回数は最大5回程度を目安にしてください。
5回聞いてわからない箇所は「今の英語力では正確に聞き取れない箇所」です。そこを自分の弱点だと理解し、解答を見て原因を分析するのが上達の近道です。
【速度:ややスロー】↑
【速度:ナチュラル】
The Palestinian Conflict History
The Palestinian conflict ①( ). It involves ②( ) Jews and Arabs. In addition, there are ③( ).
▶メルマガ読者企画「穴埋めディクテーションQuiz」答案一覧と成績発表
メルマガ読者の皆様、答案へのコメントありがとうございました!「解答に苦労された点」や「この話題へのご感想」がわかって非常に助かりました!詳細は上記リンクをクリックするとご覧になれます。
▶満点取得者の割合と各設問の正答率
満点率 | Q1の正答率 | Q2の正答率 | Q3の正答率 |
66% | 72% | 90% | 76% |
▶最優秀賞(100点):19名【答案提出者の66%が満点】
今回の設問も難易度が低めで、中級レベルの英語力があれば満点を取れる内容です。全体の66%が満点で19名、という好成績でした!
詳細は下記の「Step3:リッスン&リピート」の中の「和訳と解説」▼で詳しく解説しています。特に不正解箇所のある人は、間違えた原因をしっかり分析して次回につなげましょう。
Step2:重要単語と語句
各単語の音声を聴き、強勢のある母音(=大きな赤文字で表記)とシラブル数、強弱リズムを意識しながらリピートしましょう。
※「1つの母音=1シラブル=1拍で発音する音のカタマリ」となります。
Step3:リッスン&リピート
1文ずつ区切ったスロー音声を再生し、発音と強弱に注意しながら文字を見ずにリピートしましょう。一度で聞き取れないときは、最大3回まで音声を流し、リピートした後で和訳します。
次に「和訳と解説」を開いて英文と意味を確認し、間違っていた箇所がないか確認してください。発音が苦手な箇所は何度もリピート練習しましょう。
Step4:サイトトランスレーション
スラッシュで区切った英文を日本語に訳します。後ろから返り読みせず、英語の語順のまま読み進めてください。
この訳し方を「サイト・トランスレーション」といいます。英語の語順のまま理解する習慣がつくと、英文を読むスピードが格段に速くなります。
まず自分で訳してから、下の和訳例と比べてみましょう。
Step5: 反訳トレーニング
上の「和訳例」を見て、スラッシュの区切りごとに英訳していく中上級者向けの訓練です。ひと通り英訳したら、上の英文テキストを開いて確認してください。
※「リッスン&リピート」をスラスラできるようになってからやりましょう。
Step6:オーバーラッピング&シャドーイング
音声を聴いて発音と強弱を確認した後、今度は自分の声をかぶせてオーバーラッピングします。
次に、音声を1,2語遅れで追いかけるシャドーイングに挑戦しましょう。最初は文字を見て、次に見ない状態で練習してください。
速度は「ややスロー」を使用し、余裕があれば「ナチュラル」も活用しましょう。
【速度:ややスロー】↑
【速度:ナチュラル】↑
Step7: 高速リスニング
余力があれば、最後にテキストを見ない状態で高速スピードのリスニングで仕上げましょう。速いスピードの海外ニュースに耳を慣らしていく効果があります。
参考記事と動画
▶ パレスチナ問題がわかる イスラエルとパレスチナ 対立のわけ(記事)
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