国連の気候会議が歴史的合意に到達【UN climate conference reaches historic agreement】
こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。
では、本日の英語ニュースです。7ステップの学習メニューを順にこなしていきましょう。
Step1:全体リーディング
【説明を表示】UN climate conference reaches historic agreement
The UN climate conference in Paris reached on Saturday a landmark agreement that will require all countries, including developing nations, to reduce greenhouse gas emissions.
Step2:重要単語と語句
landmark(形容詞):重大な
emission(名詞):排出
Step3:ミニ解説
◆ The UN climate conference in Paris reached on Saturday a landmark agreement = パリの国連気候会議は土曜日、画期的な合意に達した
「UN」は「the United Nations(国際連合)」の頭文字を取った略語が形容詞となり、直後の名詞句「climate conference(気候会議)」を修飾しています。
「the United States(アメリカ合衆国)」の頭文字を取った「US」と混同しないよう注意しましょう。なお、国連も米国も名詞では単数形扱いとなります。
動詞の過去形「reached」の目的語は「a landmark agreement」ですが、間に「on Saturday」が挿入されています。
ここでの形容詞「landmark」は英文タイトルの「historic(歴史的な)」に置き換えてもOKです。
◆ that will require all countries, ・・・ to reduce greenhouse gas emissions = 全ての国に温室効果ガス排出を削減するよう要請することになる
冒頭の「that」は関係代名詞の主格で、先行詞は直前の「a landmark agreement」です。
「require A to B」で「A(人)にB(動詞)を要請する」という構文になります。ここでは「A=all countries」「B=reduce」ですね。
「greenhouse gas(温室効果ガス)」の関連語として「global warming(地球温暖化)」も合わせて覚えておきましょう。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】UN climate conference / reaches historic agreement
The UN climate conference / in Paris / reached on Saturday / a landmark agreement / that will require / all countries, / including developing nations, / to reduce /greenhouse gas emissions.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】UN climate conference reaches historic agreement
The UN climate conference in Paris reached on Saturday a landmark agreement that will require all countries, including developing nations, to reduce greenhouse gas emissions.
参考記事:YOMIURI ONLINE
COP21、パリ協定を採択、すべての国が削減
パリで開催中の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21=気候変動パリ会議)は12日夜(日本時間13日未明)、2020年以降の地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」を採択した。
1997年に採択された京都議定書以来、18年ぶりとなる枠組みで、すべての国が温室効果ガスの削減などに取り組む。
2週間にわたった会議は、先進国と途上国が資金や温暖化対策への取り組みの差などを巡ってぎりぎりまで対立。双方に配慮した内容となった。
編集後記
気候変動枠組み条約の第21回締約国会議は、新たな国際枠組み「パリ協定」を採択して終了しました。
各国の出席者が両手をつないで万歳する写真を見ると成功を祝福しているように見えます。が、まだ数値目標を決めてスタートラインに立っただけですよね・・・。
1997年に京都議定書が採択された際の苦い記憶があるため、(本当に各国が温室効果ガスの削減に取り組む気があるのか?)とやや懐疑的です。
あのときは米国が早々と脱退して骨抜きになってしまったので・・・。
’97年といえば、私は会議通訳の養成スクールに通っていた時期でした。授業の教材で京都議定書が取り上げられたのを覚えています。
当時、海外経験の少なかった私は日本語を瞬時に英訳する日英通訳がどうも苦手で、翌年の春、英語通訳ガイドの勉強に切り替えて国家資格を取得しました。
あの頃は今より来日観光客が少なく国家試験も難関で、通訳ガイド予備校が盛況の時代でしたね。なんだか時の流れを感じます。
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