コロナウイルス感染を呼吸で検査するシステムが開発【Coronavirus breath testing system developed】
反復用:動画で通訳トレーニング
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Coronavirus breath testing system developed
Tohoku University and precision equipment maker Shimadzu have developed a system that can detect coronavirus infections from exhaled breath.The researchers say the device can reveal a result in about an hour.
Step2:重要単語と語句
precision(形)精密に作られた
equipment(名)機器
exhale(動)息を吐く
reveal(動)明らかにする
Step3:ミニ解説
◆ Coronavirus breath testing system developed コロナウイルス感染を呼吸で検査するシステムが開発
英文記事のタイトルでは直近の過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
「developed」が動詞の過去形ではなく、受け身の過去分詞であることに注意しましょう。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
(A) coronavirus breath testing system (has been) developed.
◆ Tohoku University and precision equipment maker Shimadzu 東北大学と精密機器メーカーの島津製作所が
「precision equipment maker(精密機器メーカーの)」が形容詞句となり、固有名詞の「Shimadzu(島津製作所)」を修飾しています。
このシステムは東北大学と島津製作所が共同開発したものです。
◆ have developed a system that can detect coronavirus infections コロナウイルス感染を検知するシステムを開発した
システムを開発して現在に至っているため、時制が現在完了形になっています。
関係代名詞の主格「that」の先行詞は直前の名詞「system」です。
動詞「detect」には「本質を見抜く、正体を見破る」という意味があります。
名詞「detective(探偵)」は派生語です。
「事件の真相を追い、犯人を突き止める仕事」と考えると、元の動詞との関連性がわかりやすいですね。
ここでは機器が主語なので、動詞「detect」=「検知する」と和訳しています。
◆ the device can reveal a result in about an hour この装置は約1時間で結果が判明する
「the device」は前述の「a system」を指しています。
英文では同じ単語の繰り返しを避け、別の表現に置き換える傾向があります。
「an hour」の不定冠詞が「a」ではなく「an」になることに注意してください。
「hour」のつづりは子音の「h」から始まりますが、この単語は次の母音から発音します。
母音で始まる名詞の直前にある不定冠詞は「an」になります。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Coronavirus breath testing system developed
Tohoku University and precision equipment maker Shimadzu / have developed a system that can detect coronavirus infections / from exhaled breath./ The researchers say / the device can reveal a result in about an hour.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Coronavirus breath testing system developed
Tohoku University and precision equipment maker Shimadzu have developed a system that can detect coronavirus infections from exhaled breath.The researchers say the device can reveal a result in about an hour.
参考記事:日本経済新聞
島津製作所と東北大、呼気でコロナ検査 実用化目指す
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65109180W0A011C2000000/
島津製作所と東北大学は16日、新型コロナウイルスの感染の有無などを呼気から判定できる技術を開発したと発表した。
呼気に含まれる成分を約5分で採取し、島津の分析装置で解析する。
鼻の奥から検体を採取する方法に比べ患者のストレスが少なく、結果を得るまでに約1時間で済む。臨床研究を進め早期の実用化を目指す。
島津と東北大は呼気に含まれる微粒子「エアロゾル」を採取するデバイスを使い、質量分析計と呼ばれる精密な分析装置で解析する。
新型コロナの感染の有無を判定するほか、ウイルスのたんぱく質なども分析でき、重症化リスクや他の感染症の感染有無も判定できるという。
編集後記
日本の技術開発はやっぱり凄いですね。
ただ、呼気でコロナ感染を判定する方法が一般利用できるようになるには少し時間がかかるとのこと。
「利用者の身体的・金銭的負担が少なく、結果がより正確に早く出る」という条件を満たすのが理想的なので、実用化が待ち遠しいです。
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