【Topic49】1:ディクテーション
過去に配信した英語ニュースの音声でリスニング力を鍛えましょう!
第1日目の課題は「ディクテーション」です。
【Day1:ディクテーション】
ディクテーション(=英文の書き取り)をするときは、まず全体を聴いて流れをつかんだ後、意味の区切りごとに停止しながら書き取っていく・・・という方法がお勧めです。
注意)1単語ずつ音声を停止して書き取る方法は「リテンション(記憶する力)」が身につかないので気をつけてくださいね。
本日のExercise
では、さっそく本題です。今回は穴埋め形式のリスニングです。
次の英語ニュースの音声を聴いて、( )に入る単語を書き取ってみましょう。
ヒントとして、( )に入る単語の語数を示しています。
<< ※制限時間の目安は5分間です。>>
※再生ボタンを押して音声をお聴きください。(区切りなしのナレーションです。)
Journalist wins landmark rape case
①(7単語) a former television reporter ②(9単語) for raping journalist Shiori Ito, ③(5単語) of the #MeToo movement in Japan.
※②は通常、算用数字(例:100)を使用しますが、ここでは英単語の綴り(例:one hundred)を書いた場合の単語数を示しています。
ディクテーションの注意点
英文をディクテーションするときのリスニングの回数は、1ヶ所に付き3~5回程度が目安となります。
1)単語・語彙力 2)文法・読解力 3)発音力 に分類できます。
つまり、1)~3)のどれかが不足した状態でリスニングを繰り返しても聴き取れるようになりません。
5回聴いてもわからない箇所はあきらめましょう。
ただし、ただ空白にするのではなく、次のように「聞こえた通りの音」をカタカナで書いておくと、後で分析するときに役立ちます。
例)She ピキダッ and ウェンダウ. ⇒ 解答: She picked it up and went out.
この場合は、「子音と母音のリンキング」「単語の子音どめ」などの発音ルールへの理解不足が「聴き取れなかった原因」です。
3~5回聴いたらディクテーションを終了し、次へ進みます。
英語ニュースの解答スクリプトはこちらです。ディクテーションの答案を自己採点してください。
いかがでしたか? 書き取れなかった箇所や綴りの間違いが1個以内なら合格です。
聴き取れない箇所やスペルミスのあった方は、ここからが本題です。
「勘が当たった!」「2個まちがえた・・・」と一喜一憂しても英語力は伸びないので、答案を冷静に分析しましょう。
繰り返しになりますが、一般に、英語音声が正しく聴き取れないときの原因は次の3つに大別されます。
【リスニングの間違いパターンの分類】
2)英文法と英文構造を正しく理解できなかった ⇒ 文法・読解力の不足
3)読めば理解できる英文を聴き取れなかった ⇒ 発音力の不足
間違い箇所がこのうちどれに相当するのか明らかにし、弱点をしっかり克服すれば、確実に聴き取れるようになります。
間違い箇所のある人は、1)~3)のどれが原因なのか、おおまかに分類してみましょう。
1)または2)が原因で聴き取れなかったとき
この場合はリスニング力の問題ではなく、単語・語彙力と文法・読解力を強化するのが課題です。
「自分の知らない単語」は聴き取れませんし、「読んで意味のわからない英文」は聴いても理解できないからです。
今回のディクテーションで出題した英語ニュースの解説ページはこちらです。
「重要単語と語句」「ミニ解説」「和訳例」を中心にじっくり復習し、「英語ニュースを読んで理解できる」状態にしておいてください。
明日からは「3)読めば理解できる英文を聴き取れなかった」場合について、対策を進めていきます。どうぞお楽しみに!
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