日本が緊急事態宣言【Japan declares state of emergency】
反復用:動画で通訳トレーニング
Step1:全体リーディング
【説明を表示】Japan declares state of emergency
Japanese Prime Minister Shinzo Abe declared a state of emergency on Tuesday in seven prefectures over a surge in coronavirus infections. But this is different from a stringent lockdown with fines and other penalties for non-compliance.
Step2:重要単語と語句
declare(動)宣言する
emergency(名)緊急事態
surge(名)急増
stringent(形)厳格な
compliance(名)順守
Step3:ミニ解説
◆ Japan declares state of emergency 日本が緊急事態宣言
英文記事のタイトルでは最近起こった過去の出来事を現在形で表し、冠詞やBe動詞を省略する傾向があります。
通常の英文に直すと以下のようになります。( )が変更・補足した箇所です。
Japan declare(d) (a) state of emergency.
◆ Japanese Prime Minister Shinzo Abe 日本の安倍晋三首相が
肩書の「Japanese Prime Minister」が形容詞句として人名の「Shinzo Abe」を修飾し、全体で固有名詞となるため冒頭に冠詞は不要です。
◆ declared a state of emergency on Tuesday 火曜日に緊急事態宣言を出した
「on Tuesday」という日時を表す表現が入っているため、時制は過去形になります。
「declare a state of emergency(非常事態を宣言する)」というまとまりで覚えておくと便利です。
◆ in seven prefectures
火曜日に緊急事態宣言の対象となったのは、「東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡」です。
◆ over a surge in coronavirus infections コロナウイルス感染の急増をめぐって
緊急事態宣言を出した理由を前置詞「over(~をめぐって)」以降の部分で説明しています。
◆ this is different from a stringent lockdown これは厳しい都市封鎖とは異なっている
主語の「this」は前述の「a state of emergency(非常事態宣言)」を指しています。
欧米など他国で出された「lockdown(ロックダウン=都市封鎖)」と対比しています。
◆ with fines and other penalties for non-compliance 違反に対して罰金やその他の罰則を伴うような
付帯状況を表す前置詞「with」に導かれた部分で「lockdown」の状況を説明しています。
Step4:スラッシュ・リーディング
【説明を表示】Japan declares state of emergency
Japanese Prime Minister Shinzo Abe / declared a state of emergency on Tuesday / in seven prefectures / over a surge in coronavirus infections. / But this is different from a stringent lockdown / with fines and other penalties for non-compliance.
Step5:サイトトランスレーション
【説明を表示】Step6: 反訳トレーニング
【説明を表示】Step7:スピード音読
【説明を表示】Japan declares state of emergency
Japanese Prime Minister Shinzo Abe declared a state of emergency on Tuesday in seven prefectures over a surge in coronavirus infections. But this is different from a stringent lockdown with fines and other penalties for non-compliance.
参考記事:レスポンス
緊急事態宣言、7都府県の経済的減少額は約30兆円
https://response.jp/article/2020/04/11/333538.html
緊急事態宣言による今後2年間の経済的減少額が、7都府県で約30兆円、日本全体で約63兆円にのぼることが2020年4月8日、関西大学の分析結果から明らかになった。
都府県別の経済的減少額は、東京都で約12兆円、大阪府で約4兆5,000億円と推定している。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い4月7日、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県・福岡県の7都府県に約1か月の緊急事態宣言が発出された。
各都府県の知事は、不要不急の外出自粛、学校などの休校、企業や店舗に対する営業自粛などを要請・指示することができる。
編集後記
緊急事態宣言が出されてから最初の週末が終わりましたが、いかがお過ごしでしたか。
私は今回の指定地域である大阪在住なので、宣言が出されてから数日間は外出を控えていました。
金曜日に恐る恐る(?)近所のスーパーに行くと、普段通りに買い物できたので少しほっとしました。
とはいえ、政府の方針は一部で「人命より経済を優先している」と批判されるように、中途半端な印象を否めません。
そんな安倍総理とは対照的に、最近、急激に株を挙げているのが我が大阪府の吉村知事です。
今までたいして注目していなかったのですが、なかなか頼りになるじゃないですか。
(この人、もしかして有能やったん?)なんて、今ごろ気づかされる始末💦
「リーダーの資質」って、こういう非常時に問われるのかもしれませんね。
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