音声入力で英語チャット!
今、私が主宰している「国際英語バイリンガル道場」で面白い取り組みをしています。
※「国際英語バイリンガル道場」とは、”通じる発音”と”聞き取れる耳”を武器に、世界の外国人と対等に渡り合える発信力を習得するオンライン特訓プログラムです。
英語道場では、最初に「英語の音の仕組み」を基本から解説した上で、「発音+リスニング」をセットで練習してもらうのですが、スピーキング訓練も同時に進めています。
テキストに書かれた英語をどれだけ上手に発音できて正確に聞き取れるようになっても、
自分の言葉で情報発信する習慣をつけなければ、スピーキング力が身につかないからです。
もちろん、中学校で習う程度の基本単語や5文型などの文法知識は必要です。
が、それを身につけたら、あとは毎日、英語でどんどん発信を続けることです。
よく推奨される方法として、「英語日記」があります。
これも悪くはないのですが、スピーキングの苦手な人は、つい辞書に頼った英作文をやってしまうのが注意点です。
その結果、1つのセンテンスを完成するのに5分以上かかってしまうのです。
そんなに苦労した英作文を丸暗記しても、スピーキングに応用するのは難しいんじゃないかな、と思います。
そこで、私が受講生にお勧めしているのが、「スマホやPCの音声入力を利用する」というやり方です。
自分で話したいこと、思いついたことを手で文字入力するのではなく、
マイクに向かって話しかけて英文を表示させるのです。
音声入力の良いところは、
- 自分の頭でさっと思いついた英文になる
- 発音した文字が表示されるか確認できる
という点です。
英語道場では、この機能を利用してLINEグループを作成し、自由な「英語チャット」を日々楽しんでいます。
このとき、文字入力の代わりに英語モードで音声入力すると、英会話に限りなく近い疑似体験ができるのです。
「英語チャット」を長続きさせるコツが幾つかあります。
〇 短くシンプルな英文を発信する
〇 ひとりで長文を連投しない
〇 細かい文法ミスを気にしない
・・・こんなところでしょうか。
「発信の数稽古」が目的なので、私は、英語チャットの中では文法ミスやスペルミスをあえて指摘しません。
※正しい英作文は、ネイティブによる英文添削で別途学習すればよいのです。
英語チャットの実例として、先週金曜日の夜、受講生Tさんと私の間で展開した雑談を一部ご紹介します。
全豪オープン・テニスの男子シングルス準決勝が終わった直後だったと思います。
「決勝進出を果たしたドミニク・ティームが、前回王者のノバク・ジョコビッチに勝つ見込みがあるかどうか」という話から徐々に脱線していったくだりです。
私:Do you think Thiem has any chance of
beating Djokovic?
Tさん: Yes.
Because he won 4 times.
私:Thiem looked a bit tired today.
Because of the four hour match against
Nadal the other day.
Tさん: I think he is in the middle of 20’s.
Zverev is younger
Every match is so hard
私:Yes. Do you know a Russian player named Rublev?
Tさん: No. Is he strong??
私:Sure.
Tさん: I checked him on the Internet.
He is a prince riding a white horse.
私:What do you mean?
Tさん: Blonde hair and beautiful face
tall and slender
私:Oh, l see.
Tさん: Japanese girls love that kind
of guy
私:I agree.
But that ‘s not the reason I like him.
Tさん: What reason? His tennis style??
私:Yes. He is a hard hitter.
His father is a boxer.
His tennis is like boxing.
Tさん: Ah Really??
So he also does boxing exercise
私:He said he was born to fight.
Tさん: Ok next time I will watch his game
Interesting
・・・と、こんな調子で延々と30分以上続きました(^^;
お互いに興味ある話題だったので、「女子トークのノリ」であっという間に時間が過ぎた感じです。
大事なのは、「言葉のキャッチボールを小気味よく続ける感覚」です。
音声入力が難しければ、最初は文字入力から始めても良いと思います。
このときは、時間が深夜で少々マニアックなTopicだったため、他の受講メンバーは参加しませんでしたが、
普段はたいてい、私が加わらなくても、複数の受講生たちで勝手に盛り上がっています(^^;
美術館やアート、外国人の友人を作る方法、最新の時事トピック、などなど・・・。
午前中、ひと仕事終えてLINEをチェックしたら、英語チャットの未読メッセージが30個以上たまっていてびっくり仰天したことも!
英語道場が始まってたった1ヶ月で、受講生のみんなが英語チャットに毎日花を咲かせている・・・これは本当にうれしい驚きです。
この先、皆さんのスピーキング力がどこまで伸びるのか、成長がますます楽しみです。
というわけで、音声入力による英語チャット、身近な学習仲間を見つけてぜひお試しください。
英会話レッスンの予行演習としても使えますよ。
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