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飯島参与が北朝鮮で拉致問題を議論 【2013年05月20日】

Advisor Iijima discusses abduction in N. Korea

Step1>> 英語ニュース全体をリーディング

Cabinet advisor Isao Iijima, who was apparently dispatched to Pyongyang to discuss the abduction issue with North Korean officials, returned to Tokyo on Saturday afternoon.

Step2>> 重要単語と語句

abduction(名詞):拉致
Cabinet(名詞):内閣

dispatch(動詞):派遣する

Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説

◆ Cabinet advisor Isao Iijima,
= 内閣官房参与の飯島勲氏。

「役職名 + 固有名詞」でひとつの名詞句となり、ここでは全体が主語となっています。「Cabinet advisor」が形容詞句として「Isao Iijima」を修飾しています。

内閣官房参与:日本の内閣官房の役職の一つ。内閣総理大臣(首相)の"相談役"的な立場の非常勤の国家公務員である。内閣が対応すべき各種分野において優れた識見を有する人材を首相が任命し、任じられた当人は首相に対して直接意見を言い、また情報提供や助言を行う。別名"ブレーン"、"側近"。(Wikipediaより引用)

◆ who was apparently dispatched to Pyongyang to discuss the abduction issue
= 拉致問題を話し合うために平壌へ派遣されたと思われる。

事前に訪問目的が明らかにされていなかったため、副詞「apparently」(~のようだ)を挿入しています。

「abduction(名詞):拉致」の派生語として、「abduct(動詞):拉致する」
「abductee (名詞):拉致被害者」も合わせて覚えておきましょう。

Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう

Advisor Iijima / discusses abduction / in N. Korea

Cabinet advisor Isao Iijima, / who was apparently dispatched / to Pyongyang / to discuss / the abduction issue / with North Korean officials, / returned to Tokyo / on Saturday afternoon.

Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう

飯島参与が / 拉致問題を議論、/ 北朝鮮で

内閣官房参与の飯島勲氏が、/ 派遣されたと思われている、/ 平壌に、/ 話し合うため、/ 拉致問題を、/ 北朝鮮の高官たちと、/ 東京に帰国した、/ 土曜日の午後。

Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう

飯島参与が
Advisor Iijima

拉致問題を議論、
discusses abduction

北朝鮮で
in N. Korea

-----------------------------------------------------

内閣官房参与の飯島勲氏が、
Cabinet advisor Isao Iijima,

派遣されたと思われている、
who was apparently dispatched

平壌に、
to Pyongyang

話し合うため、
to discuss

拉致問題を、
the abduction issue

北朝鮮の高官たちと、
with North Korean officials,

東京に帰国した、
returned to Tokyo

土曜日の午後。
on Saturday afternoon.

Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう

Advisor Iijima discusses abduction in N. Korea

Cabinet advisor Isao Iijima, who was apparently dispatched to Pyongyang to discuss the abduction issue with North Korean officials, returned to Tokyo on Saturday afternoon.

※参考記事: ニュースの背景知識を深めよう

~asahi.com より~

「拉致解決の条件、北朝鮮に伝達」飯島参与が訪朝報告
http://www.asahi.com/politics/update/0518/TKY201305180132.html

北朝鮮を訪問した飯島勲・内閣官房参与が18日に経由地の北京から帰国し、菅義偉官房長官が東京都内のホテルで報告を受けた。

飯島氏は拉致被害者の即時帰国など拉致問題に関する日本政府の方針を北朝鮮高官に伝えたことなどを説明。

安倍政権は報告を踏まえ、今後の対応を協議する。

 

編集後記

拉致問題といえば、小泉内閣のときに発表された衝撃的な報道(平成14年9月17日)を今も覚えています。

当時、私は大阪市内の南森町で時事英語教室運営の傍ら、国際協力機構の研修監理員(外国人研修員のアテンド・技術通訳)を非常勤で兼務していました。

その日の夕方、帰宅後にテレビをつけたときに飛び込んできたのがこのニュース。

小泉総理一行が訪朝した際、会談時に金正日氏が工作員による拉致を認めて謝罪したという事実だけでも驚きでした。

さらに、「(事故や病気で)死亡した拉致被害者」として北朝鮮が公表したリストの中に横田めぐみさんの名前を見つけて絶句・・・。

(うそや・・・!)不意に突きつけられた冷酷な情報を受け入れられず、テレビの前で涙が止まりませんでした。

あれから10年余り。めぐみさんのご両親をはじめ、拉致被害者の肉親はどんどん年齢を重ねています。

自分たちが生きているうちに帰国してほしい、という願いがかなうことを祈るばかりです。

 

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