本田のPKで日本が2014年W杯出場権を獲得 【2013年06月05日】
Honda's penalty shoot-out fires Japan into '14 World Cup
Step1>> 英語ニュース全体をリーディング
A last-minute injury-time penalty from Keisuke Honda ended the game with Australia in a 1-1 draw on Tuesday at Saitama Stadium, securing Japan a place for the 2014 World Cup finals in Brazil.
Step2>> 重要単語と語句
fire A into B:AをBに向けて打ち込む
last-minute(形容詞):土壇場の
secure(動詞):確保する
Step3>> 頻出表現と文法のミニ解説
◆ A last-minute injury-time penalty from Keisuke Honda
= 土壇場のロスタイムに本田圭佑選手が決めたペナルティ・キック。
「last-minute」は「(時間的な)間際の」というニュアンスで、正確に試合終了の1分前だったわけではありません。
「injury-time」は試合中に怪我人が出るなどして中断した分を補う延長時間。通常、2~6分ぐらいでしょうか。日本語では「ロスタイム」といわれますね。
◆ securing Japan a place for the 2014 World Cup finals in Brazil.
= 日本に2014年ワールドカップ・ブラジル大会の席を確保した。
分詞構文の現在分詞「securing」の主語は前の英文全体(=日本がこの試合に引き分けたこと)をさしています。
「finals」は予選に対する「本大会」をさしており、ここでは決勝戦という意味ではありません。
Step4>> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう
Honda's penalty shoot-out / fires Japan / into 2014 World Cup
A last-minute / injury-time penalty / from Keisuke Honda / ended the game / with Australia / in a 1-1 draw / on Tuesday / at Saitama Stadium, / securing Japan / a place / for the 2014 World Cup finals / in Brazil.
Step5>> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう
本田のPKが / 日本を送り込んだ、/ 2014年W杯に
土壇場の / ロスタイムのPKが、/ 本田圭佑選手の、/ 試合を終わらせ、/ オーストラリアとの、/ 1対1の引き分けで、/ 火曜日に /埼玉スタジアムで、/ 日本は確保した、/ 出場権を、/2014年ワールド・カップ大会への、/ブラジルでの。
Step6>> リプロダクション ~ 和文から元の英文を再生してみよう
本田のPKが
Honda's penalty shoot-out
日本を送り込んだ、
fires Japan
2014年W杯に
into 2014 World Cup
-----------------------------------------------------
土壇場の
A last-minute
ロスタイムのPKが、
injury-time penalty
本田圭佑選手の、
from Keisuke Honda
試合を終わらせ、
ended the game
オーストラリアとの、
with Australia
1対1の引き分けで、
in a 1-1 draw
火曜日に
on Tuesday
埼玉スタジアムで、
at Saitama Stadium,
日本は確保した、
securing Japan
出場権を、
a place
2014年ワールド・カップ大会への、
for the 2014 World Cup finals
ブラジルでの。
in Brazil.
Step7>> スピード音読 ~ 仕上げ読みしてみよう
Honda's penalty shoot-out fires Japan into 2014 World Cup
A last-minute injury-time penalty from Keisuke Honda ended the game with Australia in a 1-1 draw on Tuesday at Saitama Stadium, securing Japan a place for the 2014 World Cup finals in Brazil.
※参考記事: ニュースの背景知識を深めよう
~スポーツナビ より~
本田、W杯決めた! 日本5大会連続出場、世界最速&ホームで初
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/headlines/article/20130604-00000007-spnavi
サッカー日本代表は4日、2014年ワールドカップ(W杯)・ブラジル大会の出場を決めた。
埼玉スタジアムで行われたアジア最終予選のオーストラリア戦に1-1で引き分け、世界最速で5大会連続5度目のW杯切符を手にした。
史上初、ホームでW杯出場の歓喜に沸いた。
日本のスターティングメンバーには、3月のヨルダン戦を欠場した本田圭佑、長友佑都が復帰したほか、香川真司、内田篤人らが名を連ねた。
大一番へ、ザッケローニ監督はベストメンバーを送り出した。
編集後記
火曜日夜の豪州戦は時事英語教室の授業時間と重なっていたため、8時半過ぎに後片付けを始めるまですっかり忘れていました。
ニュースを観るつもりでなんとなくテレビをつけて(おお、そうだった!)とようやく思い出す始末。
試合は確か後半20分を過ぎた頃で、まだ双方が無得点でした。
(この試合、日本は引き分けでもOKとしても・・・このまま終わるのはなんか盛り上がりに欠けるよなあ)と油断していたところへまさかの失点。
しかも、後半37分で残り時間はあとわずか。
(やばい!完全な負けパターンやん。過去の試合でよく見た光景や)と、思わず今までの敗戦シーンが脳裏をよぎってしまったほど。
その後、ロスタイムに相手の反則でPK獲得、となった展開も奇跡的ですが、あの重圧の中で見事に決めた本田選手の度胸と技術はたいしたものです。
PKは運にも左右されるとはいえ、大勝負の場面で着実に入れられるかどうかにその選手の器(うつわ)が現れる気がします。
普段から「人並みの結果じゃ満足できへん俺やねん」などと大口を叩いている本田選手、有言実行を貫くからこそビッグマウスが歓迎されるのでしょうね。
そういえば、今回の英文ネタを検索していたときに見つけたニュースサイト。URLが長すぎて表示できなかったらごめんなさい。
http://www.adelaidenow.com.au/sport/football/socceroos-denied-critical-world-cup-qualifying-win-against-japan-following-extra-time-penalty/story-fnddhv0x-1226657202753
オーストラリア目線の映像と英語実況なので、また違った感動があります・・・。
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